ファーマフーズ<2929>は3日、2022年7月期第3四半期(21年8月-22年4月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比30.5%増の440.50億円、営業利益が同64.6%減の9.31億円、経常利益が同60.4%減の10.76億円、親会社株主に帰属する四半期純損失が2.84億円(前年同期は15.53億円の利益)となった。
バイオメディカル事業の売上高は前年同期比86.6%減の0.47億円、セグメント損失は1.94億円(前年同期は1.28億円の利益)となった。ニワトリ由来抗体作製技術「ALAgene(R) technology(アラジンテクノロジー)」は、これまで治療できなかった病気に対する優れた薬効を持つ抗体を作製する技術として、競合他社よりいち早く製薬会社へのライセンスアウトを実現している。当第3四半期累計期間は、本技術を活用・高度化し、あらゆる疾患を標的とした次世代抗体医薬品候補となり得るリード抗体の作製を開始している。抗体創薬プロジェクトでは、「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」等の難治性疾患を対象とした研究開発を行っている。これらの抗体創薬プロジェクトの強化のため、タンパク質解析国内トップレベルの実績・技術力を誇るアンテグラルのバイオサイエンス事業を、吸収分割により承継した。
BtoB事業の売上高は前年同期比195.5%増の56.96億円、セグメント利益は同103.0%増の10.04億円となった。機能性素材の販売では、主力商品「ファーマギャバ(R)」の売上高は、同18.8%減の7.39億円となった。海外市場では、特に中国でのロックダウンの影響を受けた。国内市場では、機能性表示食品制度における「GABA(ギャバ)」の届出件数は685件(2022年5月17日時点)の採用実績を維持している。骨形成成分である「ボーンペップ(R)」の売上高は、同4.5%減の1.54億円となった。特に海外の乳業メーカーでの採用が進んでおり、現在20社以上で採用されている。OEM事業の売上高は同22.4%減の4.44億円となった。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品、健康飲料は堅調に推移したが、コンビニ向けパウチゼリー等の受注が想定より後ろ倒しとなった。新規事業の越境ECでは、ECプラットフォームや現地代理店向けが増加し、売上高は2.19億円となった。新規の製造・販売チャネルでは、明治薬品の手がける医薬品製造受託の「CMO事業」の売上高が26.21億円、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC事業」の売上高が13.35億円となった。
BtoC事業の売上高は前年同期比21.7%増の383.07億円と大幅な増収となった一方、新商品に対して広告宣伝費の配分を大幅に増加させた結果、広告宣伝費は同34.7%増の260.79億円となり、セグメント利益は同67.9%減の8.22億円となった。2022年4月末時点のグループ全体の定期顧客件数は、同24.1%増の982,458件となった。特に、明治薬品の「シボラナイト(R)GOLD」の定期顧客件数は、195,248件となった。明治薬品が製造する機能性表示食品として、インターネットメディア中心に利用者が急増した結果、売上高は6.60億円となった。「ニューモ(R)育毛剤」の売上高は218.34億円となった。定期顧客件数は467,335件と高水準を維持し、グループ全体の売上及び利益の押し上げに寄与した。同顧客へのクロスセルを注力しており、サプリメントの売上高は22.16億円、シャンプーの売上高は5.47億円となった。なお、「ニューモ(R)育毛剤」の累計出荷件数は、2022年4月5日時点で1,300万本を突破し、堅調な受注が継続している。まつ毛美容液「まつ毛デラックス WMOA」について、当初は受注好調により初回生産分は完売となったが、2021年12月より出荷が再開され、売上高は18.71億円となった。また、メガネ型拡大鏡「PFI博士ルーペ(R)」購入顧客に対し、ロート製薬<4527>のアイケアサプリメント「ロートV5粒アクトビジョン」のクロスセルを実施し、売上高は8.64億円となった。既存商品では、膝関節サプリメント「タマゴサミン(R)」の売上高は19.21億円となり、利益に寄与している。化粧品の販売では、「ヘアボーテ(R) エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力した。2022年4月末時点の定期顧客件数は66,662件、売上高は27.50億円となった。
2022年7月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比30.3%増(前回予想比0.44%増)の609.00億円、営業利益が同99.9%減(同99.9%減)の0.03億円、経常利益が同97.5%減(同97.5%減)の1.47億円、親会社株主に帰属する当期純損失が15.00億円としている。利益の減額修正については、あくまでも「シボラナイト(R)GOLD」への先行投資が要因としている。
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バイオメディカル事業の売上高は前年同期比86.6%減の0.47億円、セグメント損失は1.94億円(前年同期は1.28億円の利益)となった。ニワトリ由来抗体作製技術「ALAgene(R) technology(アラジンテクノロジー)」は、これまで治療できなかった病気に対する優れた薬効を持つ抗体を作製する技術として、競合他社よりいち早く製薬会社へのライセンスアウトを実現している。当第3四半期累計期間は、本技術を活用・高度化し、あらゆる疾患を標的とした次世代抗体医薬品候補となり得るリード抗体の作製を開始している。抗体創薬プロジェクトでは、「自己免疫疾患」「悪性腫瘍」等の難治性疾患を対象とした研究開発を行っている。これらの抗体創薬プロジェクトの強化のため、タンパク質解析国内トップレベルの実績・技術力を誇るアンテグラルのバイオサイエンス事業を、吸収分割により承継した。
BtoB事業の売上高は前年同期比195.5%増の56.96億円、セグメント利益は同103.0%増の10.04億円となった。機能性素材の販売では、主力商品「ファーマギャバ(R)」の売上高は、同18.8%減の7.39億円となった。海外市場では、特に中国でのロックダウンの影響を受けた。国内市場では、機能性表示食品制度における「GABA(ギャバ)」の届出件数は685件(2022年5月17日時点)の採用実績を維持している。骨形成成分である「ボーンペップ(R)」の売上高は、同4.5%減の1.54億円となった。特に海外の乳業メーカーでの採用が進んでおり、現在20社以上で採用されている。OEM事業の売上高は同22.4%減の4.44億円となった。国内を中心にヘルスケア企業向けダイエット食品、健康飲料は堅調に推移したが、コンビニ向けパウチゼリー等の受注が想定より後ろ倒しとなった。新規事業の越境ECでは、ECプラットフォームや現地代理店向けが増加し、売上高は2.19億円となった。新規の製造・販売チャネルでは、明治薬品の手がける医薬品製造受託の「CMO事業」の売上高が26.21億円、機能性食品・医薬品等のドラッグストアチャネル等での販売を行う「CHC事業」の売上高が13.35億円となった。
BtoC事業の売上高は前年同期比21.7%増の383.07億円と大幅な増収となった一方、新商品に対して広告宣伝費の配分を大幅に増加させた結果、広告宣伝費は同34.7%増の260.79億円となり、セグメント利益は同67.9%減の8.22億円となった。2022年4月末時点のグループ全体の定期顧客件数は、同24.1%増の982,458件となった。特に、明治薬品の「シボラナイト(R)GOLD」の定期顧客件数は、195,248件となった。明治薬品が製造する機能性表示食品として、インターネットメディア中心に利用者が急増した結果、売上高は6.60億円となった。「ニューモ(R)育毛剤」の売上高は218.34億円となった。定期顧客件数は467,335件と高水準を維持し、グループ全体の売上及び利益の押し上げに寄与した。同顧客へのクロスセルを注力しており、サプリメントの売上高は22.16億円、シャンプーの売上高は5.47億円となった。なお、「ニューモ(R)育毛剤」の累計出荷件数は、2022年4月5日時点で1,300万本を突破し、堅調な受注が継続している。まつ毛美容液「まつ毛デラックス WMOA」について、当初は受注好調により初回生産分は完売となったが、2021年12月より出荷が再開され、売上高は18.71億円となった。また、メガネ型拡大鏡「PFI博士ルーペ(R)」購入顧客に対し、ロート製薬<4527>のアイケアサプリメント「ロートV5粒アクトビジョン」のクロスセルを実施し、売上高は8.64億円となった。既存商品では、膝関節サプリメント「タマゴサミン(R)」の売上高は19.21億円となり、利益に寄与している。化粧品の販売では、「ヘアボーテ(R) エクラ ボタニカルエアカラーフォーム」の販売に注力した。2022年4月末時点の定期顧客件数は66,662件、売上高は27.50億円となった。
2022年7月期通期については、同日、連結業績予想の修正を発表した。売上高が前期比30.3%増(前回予想比0.44%増)の609.00億円、営業利益が同99.9%減(同99.9%減)の0.03億円、経常利益が同97.5%減(同97.5%減)の1.47億円、親会社株主に帰属する当期純損失が15.00億円としている。利益の減額修正については、あくまでも「シボラナイト(R)GOLD」への先行投資が要因としている。
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