<動意株・1日>(前引け)=ツカダGHD、日本空港ビル、菱洋エレク

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/06/01 11:36
<動意株・1日>(前引け)=ツカダGHD、日本空港ビル、菱洋エレク  ツカダ・グローバルホールディング<2418.T>=急伸。8%を超える上昇で350円台まで買われプライム市場の値上がり率上位3傑にランクインする人気となった。直営による欧米邸宅風施設を使った婚礼ビジネスを展開しており、リオープン関連の一角としてマーケットの視線を集めている。また、ホテル事業にも力を入れており、今月から外国人観光客の入国規制は順次緩和される方向で、収益環境にプラスの変化が生じている。22年12月期は営業損益が53億2500万円の黒字(前期は63億9100万円の赤字)と急回復が見込まれている。信用買い残もピーク時からかなり整理進捗が進んでいる。直近データではやや増勢にあるものの72万株にとどまっており、300円台半ばという株価水準を考慮すれば、戻り売り圧力は限定的といえる。

 日本空港ビルデング<9706.T>=動兆しきり。6%の上昇で5600円台に浮上した。5月10日の急落で開けたマドを完全に埋めると同時に、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスも示現するなど目先上値指向を強めている。6月から外国人観光客の入国規制緩和でインバウンド関連に幅広く物色の矛先が向いているが、外客を受け入れる空港も活況を呈することが予想される。直近では、羽田とソウル・金浦線の定期運航が今月15日にも再開する見通しが伝えられており、これを受けて羽田空港の“家主”である同社の株価を強く刺激する形となっている。

 菱洋エレクトロ<8068.T>=急動意。25日移動平均線を足場に上値追いに拍車がかかっている。三菱電機系のエレクトロニクス商社で、半導体の活況を背景に足もとの業績は絶好調に推移している。電子部品の供給不足などサプライチェーン問題や原料価格高騰の影響はあるものの、製造業全般の生産活動や設備投資意欲は旺盛であり、同社のビジネス環境に吹く追い風は強い。同社が31日取引終了後に発表した23年1月期第1四半期(22年2~4月)決算は営業利益が前年同期比2.5倍の11億6400万円と急拡大、通期計画に対する進捗率は50%に達しており、増額修正に期待した買いを呼び込んでいる。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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