午後:債券サマリー 先物は続伸、20年債入札の結果を好感
20日の債券市場で、先物中心限月6月限は続伸。午前は上値の重い展開だったが、午後は20年債入札の順調な結果を手掛かりに上げ幅を広げた。
午前の債券先物はマイナス圏に沈む場面がみられるなど方向感に欠けた。19日に発表された米経済指標が軒並み低調だったことを受けて米長期金利が一時2.77%に低下したことが追い風となった半面、日経平均株価が上昇したことが影響し売りも出やすかった。総務省が朝方発表した4月の消費者物価指数(生鮮食料品を除く)の上昇率は前年同月比で2.1%となり、日銀が掲げる2%の物価目標に達したが、市場では日銀の政策変更を促すほどではないとの見方から相場の反応は限定的だった。ただ、午後に入って20年債入札の結果が明らかになると、旺盛な需要が確認できたとして買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は4銭と前回(4月14日)の31銭から縮小し、応札倍率は3.77倍と前回の3.10倍を上回ったことが好感され、債券先物は一時149円85銭まで上伸した。
先物6月限の終値は前日比18銭高の149円78銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.235%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
午前の債券先物はマイナス圏に沈む場面がみられるなど方向感に欠けた。19日に発表された米経済指標が軒並み低調だったことを受けて米長期金利が一時2.77%に低下したことが追い風となった半面、日経平均株価が上昇したことが影響し売りも出やすかった。総務省が朝方発表した4月の消費者物価指数(生鮮食料品を除く)の上昇率は前年同月比で2.1%となり、日銀が掲げる2%の物価目標に達したが、市場では日銀の政策変更を促すほどではないとの見方から相場の反応は限定的だった。ただ、午後に入って20年債入札の結果が明らかになると、旺盛な需要が確認できたとして買いが流入。小さければ好調とされるテール(平均落札価格と最低落札価格の差)は4銭と前回(4月14日)の31銭から縮小し、応札倍率は3.77倍と前回の3.10倍を上回ったことが好感され、債券先物は一時149円85銭まで上伸した。
先物6月限の終値は前日比18銭高の149円78銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.005%低下の0.235%で推移している。
出所:MINKABU PRESS
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