赤阪鉄、前期経常を5.6倍上方修正、未定だった配当は30円実施

配信元:株探
投稿:2022/05/06 14:00
 赤阪鐵工所 <6022> [東証S] が5月6日後場(14:00)に業績・配当修正を発表。22年3月期の経常損益(非連結)を従来予想の3500万円の黒字→1億9500万円の黒字(前の期は1億4500万円の赤字)に5.6倍上方修正した。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常損益も従来予想の6600万円の赤字→9400万円の黒字(前年同期は6500万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は30円(前の期は30円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高では陸上部門の売上は当初計画を上回る見込みとなりましたが、前事業年度の営業活動の制限により主機関の生産台数が大幅に減少したこと、また、前年同期比回復はしたものの、修理部品、修理工事の売上計画が未達により公表計画を下回ることとなりました。 収益面では、主機関の製造コスト削減および経費節減による販管及び一般管理費減少により、収益の柱となる修理部品、修理工事の利益減少をカバーし営業利益は大幅に増加しました。また、助成金収入などにより営業外収益は当初計画を大幅に上回り、経常利益は大幅増加いたしました。・特別利益・特別損失の計上について 保有株式の保有の適否を検討した中で、保有の意義が薄れた株式を中心に投資有価証券の売却を実施した結果、特別利益に投資有価証券売却益53百万円を計上しました。 また、ロシアに対して各国から経済制裁が科されており、現時点でその影響を完全に予測することが困難な状況です。ロシア向け主機関の納入が不透明になったことにより、特別損失として棚卸資産評価損43百万円を計上いたしました。(注)業績予想につきましては本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって異なる場合があります。

  当社は業績及び経営環境等を総合的に勘案した配当の実施を考えております。また経営体質の強化や経営戦力の実現に必要な内部留保を確保しつつ、株主に対する安定配当の継続を基本方針としております。 当期の配当につきましては、経営環境の見通しが不透明であったことから、未定とさせていただいておりましたが、上記の配当に関する基本方針を踏まえ、通期業績予想と財務状況の見通しを勘案し、期末配当予想を1株あたり30円とさせていただきます。
配信元: 株探

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