~オンリーワンの組織戦略を伝える「Human Capital Report」発行~
株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170、以下当社)は、日本で初めて人的資本に関する情報開示のガイドラインである「ISO 30414」の認証を取得し、「Human Capital Report 2021」を発行したことをお知らせいたします。
人的資本情報開示の状況と今回の取得背景
現在、「人的資本」への注目は非常に高くなっています。海外では、2020年に米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」の義務化を発表。日本でも2020年9月に「人材版伊藤レポート」が発行されるなど、世界中で取り組みが加速しています。
一方で、米国の時価総額30億ドル以上の53社のフォーム「10-K」を調べた調査によると、人的資本情報の開示義務化後、情報の開示は進んでいるものの、その中身は不十分で、3分の1の企業が、人的資本に関して300語以下の記載に留まっており、その多くは人的資本に関して1つか2つのアジェンダにしか言及していない状況です。(※)
国内においては、当社が独自にアンケ―トを行ったところ、今後開示が必要な非財務資本の第1位が「人的資本」となり、投資家の7割が「人的資本は投資判断に影響を与えている」と回答した一方で、非財務資本の開示状況に満足している投資家は全体の3割に留まっています。
▶調査結果
https://www.lmi.ne.jp/news/release/detail.php?id=703
※経済産業省 第1回人的資本経営の実現に向けた検討会 事務局説明資料P.27
当社は、2000年の創業以来、組織人事コンサルティングのパイオニアとして、基幹技術「モチベーションエンジニアリング」を基盤に多くの企業変革を実現してきました。そして、顧客に提供するサービスは徹底的に自社でも活用するなど、誰よりも「従業員エンゲージメント」向上に向けて本気で向き合ってきました。世界的に人的資本に対する注目度が明らかに高まっている中で、日本、さらには世界の「従業員エンゲージメント」向上に貢献するとともに、投資家にとって有益な情報開示を実現すべく、「ISO 30414」の認証取得ならびに「Human Capital Report 2021」の発行に至りました。
「ISO 30414」について
「ISO 30414」とは、2018年に国際標準化機構(ISO)が、人的資本マネジメントに関して、社内で議論すべき指標、社外へ公開すべき指標を整理した情報開示ガイドラインです。「コンプライアンス」や「ダイバーシティ」をはじめ、「生産性」や「後継者計画」などステークホルダーの関心が高い11項目・58指標が網羅的にカバーされており、多くの指標に計算式が設定されていることから、定量化による比較が可能となっています。
2021年1月にドイツ銀行グループのアセットマネジメント会社が世界で初めて取得して以降、国内外において「ISO 30414」を活用した人的資本マネジメントは進んでいるものの、取得企業は現在世界で4社となっています。当社では、2021年より社内プロフェッショナルの育成をはじめ、取得に向けた準備を進め、株式会社HCプロデュースに審査を依頼し、この度世界で5番目、日本・アジア初となる「ISO 30414」の認証取得を実現しました。
「Human Capital Report 2021」について
さらに、ISO30414のデータをただ網羅的に開示するのではなく、当社の組織戦略について、経営の考え方を含めて重点ポイントをわかりやすくまとめた「Human Capital Report 2021」を同時に発行しました。
「事業戦略と組織戦略をリンク」する当社の経営モデルに加えて、組織戦略の重点領域である「採用」「育成」「制度」「風土」の4領域についてのマネジメントの詳細を紹介しています。
▶詳細はこちら
https://www.lmi.ne.jp/ir/library/h_c_report/pdf/h_c_report_2021.pdf
HCプロデュースからのコメント
インタビューで伺った「ようやく時代が追い付いて来た」という小笹会長の言葉が印象的でした。創業時から、人のモチベーションやエンゲージメントを事業の核としてきたリンクアンドモチベーションが、アジアで初めてISO 30414の認証を取得したことは、自然の帰結だったのかもしれません。
ISO 30414は人的資本に関する58の指標から構成され、そのうち対外的に開示が推奨されるのは24指標で、残りは社内で適切に管理されることで本来は足ります。しかしながら、リンクアンドモチベーションは、24指標以外の27指標についても対外開示する点で、グローバルに見ても画期的です。また、それらを人的資本レポートという形で対外的に開示する取り組みも、日本初の試みだと思います。
人を育てて事業を大きくしていく経営は、実は元来、日本企業が得意としてきた手法です。今後、ISO30414の導入や取得を目指す日本企業のモデルケースになると思うので、さらなる改善を重ね、質の高い情報開示を継続していただきたいと思います。
今後に向けて
組織と個人を取り巻く環境が激変する中、多くの企業が持続的に成長していくためには、「従業員エンゲージメント」の向上をはじめ、人的資本のマネジメントが不可欠となっています。長年、企業の組織変革に携わってきた当社自身が、人的資本の情報開示のフロントランナーとして、ステークホルダーの皆さまへ有益な情報開示を積極的に行うとともに、組織の診断、変革ならびに公表まで支援することで、企業の持続的な成長を実現していきます。
リンクアンドモチベーショングループの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証一部)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発ディビジョン(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発ディビジョン(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングディビジョン(人材紹介事業、ALT配置事業)
ベンチャー・インキュベーション
※2022年12月期より、新しい事業区分に変更しています。
本事業区分における決算開示は、第1四半期からを予定しています。
株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170、以下当社)は、日本で初めて人的資本に関する情報開示のガイドラインである「ISO 30414」の認証を取得し、「Human Capital Report 2021」を発行したことをお知らせいたします。
人的資本情報開示の状況と今回の取得背景
現在、「人的資本」への注目は非常に高くなっています。海外では、2020年に米国証券取引委員会(SEC)が上場企業に対して「人的資本の情報開示」の義務化を発表。日本でも2020年9月に「人材版伊藤レポート」が発行されるなど、世界中で取り組みが加速しています。
一方で、米国の時価総額30億ドル以上の53社のフォーム「10-K」を調べた調査によると、人的資本情報の開示義務化後、情報の開示は進んでいるものの、その中身は不十分で、3分の1の企業が、人的資本に関して300語以下の記載に留まっており、その多くは人的資本に関して1つか2つのアジェンダにしか言及していない状況です。(※)
国内においては、当社が独自にアンケ―トを行ったところ、今後開示が必要な非財務資本の第1位が「人的資本」となり、投資家の7割が「人的資本は投資判断に影響を与えている」と回答した一方で、非財務資本の開示状況に満足している投資家は全体の3割に留まっています。
▶調査結果
https://www.lmi.ne.jp/news/release/detail.php?id=703
※経済産業省 第1回人的資本経営の実現に向けた検討会 事務局説明資料P.27
当社は、2000年の創業以来、組織人事コンサルティングのパイオニアとして、基幹技術「モチベーションエンジニアリング」を基盤に多くの企業変革を実現してきました。そして、顧客に提供するサービスは徹底的に自社でも活用するなど、誰よりも「従業員エンゲージメント」向上に向けて本気で向き合ってきました。世界的に人的資本に対する注目度が明らかに高まっている中で、日本、さらには世界の「従業員エンゲージメント」向上に貢献するとともに、投資家にとって有益な情報開示を実現すべく、「ISO 30414」の認証取得ならびに「Human Capital Report 2021」の発行に至りました。
「ISO 30414」について
「ISO 30414」とは、2018年に国際標準化機構(ISO)が、人的資本マネジメントに関して、社内で議論すべき指標、社外へ公開すべき指標を整理した情報開示ガイドラインです。「コンプライアンス」や「ダイバーシティ」をはじめ、「生産性」や「後継者計画」などステークホルダーの関心が高い11項目・58指標が網羅的にカバーされており、多くの指標に計算式が設定されていることから、定量化による比較が可能となっています。
2021年1月にドイツ銀行グループのアセットマネジメント会社が世界で初めて取得して以降、国内外において「ISO 30414」を活用した人的資本マネジメントは進んでいるものの、取得企業は現在世界で4社となっています。当社では、2021年より社内プロフェッショナルの育成をはじめ、取得に向けた準備を進め、株式会社HCプロデュースに審査を依頼し、この度世界で5番目、日本・アジア初となる「ISO 30414」の認証取得を実現しました。
「Human Capital Report 2021」について
さらに、ISO30414のデータをただ網羅的に開示するのではなく、当社の組織戦略について、経営の考え方を含めて重点ポイントをわかりやすくまとめた「Human Capital Report 2021」を同時に発行しました。
「事業戦略と組織戦略をリンク」する当社の経営モデルに加えて、組織戦略の重点領域である「採用」「育成」「制度」「風土」の4領域についてのマネジメントの詳細を紹介しています。
▶詳細はこちら
https://www.lmi.ne.jp/ir/library/h_c_report/pdf/h_c_report_2021.pdf
HCプロデュースからのコメント
インタビューで伺った「ようやく時代が追い付いて来た」という小笹会長の言葉が印象的でした。創業時から、人のモチベーションやエンゲージメントを事業の核としてきたリンクアンドモチベーションが、アジアで初めてISO 30414の認証を取得したことは、自然の帰結だったのかもしれません。
ISO 30414は人的資本に関する58の指標から構成され、そのうち対外的に開示が推奨されるのは24指標で、残りは社内で適切に管理されることで本来は足ります。しかしながら、リンクアンドモチベーションは、24指標以外の27指標についても対外開示する点で、グローバルに見ても画期的です。また、それらを人的資本レポートという形で対外的に開示する取り組みも、日本初の試みだと思います。
人を育てて事業を大きくしていく経営は、実は元来、日本企業が得意としてきた手法です。今後、ISO30414の導入や取得を目指す日本企業のモデルケースになると思うので、さらなる改善を重ね、質の高い情報開示を継続していただきたいと思います。
今後に向けて
組織と個人を取り巻く環境が激変する中、多くの企業が持続的に成長していくためには、「従業員エンゲージメント」の向上をはじめ、人的資本のマネジメントが不可欠となっています。長年、企業の組織変革に携わってきた当社自身が、人的資本の情報開示のフロントランナーとして、ステークホルダーの皆さまへ有益な情報開示を積極的に行うとともに、組織の診断、変革ならびに公表まで支援することで、企業の持続的な成長を実現していきます。
リンクアンドモチベーショングループの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証一部)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発ディビジョン(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発ディビジョン(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングディビジョン(人材紹介事業、ALT配置事業)
ベンチャー・インキュベーション
※2022年12月期より、新しい事業区分に変更しています。
本事業区分における決算開示は、第1四半期からを予定しています。
関連銘柄
銘柄 | 株価 | 前日比 |
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2170
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581.0
(12/26)
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-2.0
(-0.34%)
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