日機装、上期最終を一転18倍増益に上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額、配当も5円増額

配信元:株探
投稿:2022/03/14 15:00
 日機装 <6376> が3月14日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益を従来予想の7億円→137億円(前年同期は7.5億円)に20倍上方修正し、一転して18倍増益を見込み、一気に2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
 上期業績の好調に伴い、通期の連結最終利益も従来予想の58億円→150億円(前期は2.2億円)に2.6倍上方修正し、増益率が26倍→68倍に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 同時に、今期の上期配当を従来計画の10円→12.5円に増額し、下期配当も従来計画の10円→12.5円に増額修正した。年間配当は25円(前期は20円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  本株式譲渡により、LEWA社及び同社子会社、Geveke社及び同社子会社が当社連結範囲から除外となるため、2022年12月期の業績予想を修正いたします。2022年4月末に当該譲渡を完了する前提で、5月以降の業績計画を除外しています。また、本株式譲渡実現による株式譲渡益約320億円に加え、本株式譲渡に係るアドバイザリー費用など関連諸費用のほか、現在進めている国内生産拠点の再編に伴う一部不稼働資産の減損損失などを織り込んでいます。なお、業績予想の前提となる為替レートは、114円/米ドル、125円/ユーロです。 本株式譲渡に伴う売却資金については、主に有利子負債の圧縮に充当し財務体質の強化を図ってまいります。将来の資金調達の柔軟性を高めることで、中長期的観点から、これからの次世代エネルギーなど成長産業、事業への投資余力を確保してまいります。さらに、キャッシュフロー創出力を向上させることで内部留保の充実に努め、株主還元の充実も図ってまいります。

  当社は、財務健全性、資本効率および株主還元の最適なバランスを追求しつつ、当社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していくことを基本的な資本政策としています。継続的かつ安定的な利益還元は当社の資本政策の重要な柱であるとの基本認識のもと、業績、経営環境などを総合的に勘案した利益還元を行なっていくとともに、新規事業の育成、生産体制の強化に向け内部留保を適正に再投資に振り向けます。 この基本方針に基づき、2022年12月期の配当予想につきましては、当期の業績が大きく回復し、各事業の成長に向けた手応えが見えてきたこと、連結子会社LEWA GmbH及びGeveke B.V.の全保有株式の譲渡に伴う売却資金を有利子負債圧縮に充当することで支払利息負担の減少が見込まれること等を踏まえ、前回予想に対して、当期の中間・期末配当を1株当たり2円50銭増配し、年間予想配当金は1株当たり25 円としています。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
6376
996.0
(15:30)
+2.0
(+0.20%)