コスモ・バイオ Research Memo(9):安定配当を念頭に配当性向を重視しつつ、収益状況見通しなど総合的に勘案

配信元:フィスコ
投稿:2022/03/10 16:09
コスモ・バイオ<3386>の株主還元策

利益還元については安定配当を念頭に置き、配当性向を重視しつつ、今後の収益状況の見通しなどを総合的に勘案して決定することを基本方針としている。配当性向の目標は公表していないが、近年は概ね30%前後で推移している。

この基本方針に基づいて、2021年12月期の配当は前期比2円増配の36円(第2四半期末12円、期末24円)とした。連結配当性向は28.4%となる。また、株主還元の一環として、自己株式取得を実施(2021年2月15日~2021年7月12日に累計160,000株を取得)している。2022年12月期の配当予想は前期と同額の36円(第2四半期末16円、期末20円)としている。予想配当性向は35.9%となる。収益拡大・高収益化に伴ってさらなる株主還元の充実も期待される。



■SDGsへの取り組み

同社はSDGsへの取り組みを積極化している。CSR活動として従来から、大学等が行う公開講座に協賛する「公開講座応援団」、米国マサチューセッツ工科大学で毎年行われている「iGEM生物ロボットコンテスト」参加日本チームへの資金援助、米国科学振興協会発行「Science Signaling」の日本語サイト運営、災害復興を目的としたボランティア活動を希望する従業員の支援などを行っている。また、会社ホームページにサスティナビリティ情報コンテンツを公開しており、引き続き掲載内容を充実していくとしている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)


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