◆ 情勢はさらに悪化も、膠着は変わらず
ウクライナが「非常事態宣言」を発令するなど、緊張はさらに高まりつつあります。
このため“リスク回避姿勢”は顕著であり、“リスク通貨売り”は進行しています。
一方で“円買い”は促されたものの、同時に“ドル買い”も促されています。
このためドル円は“綱引き”になっており、“115円ライン”を挟んで膠着しているなど、“方向感定まらず”は続いています。
◆ “下値の堅さ”は変わらない……?
『(親ロシア派が)プーチン大統領に軍事支援を要請』と報じられていますので、その地での交戦をトリガーとして、「ウクライナ侵攻」との見方が浮上しています。
このため“リスク回避姿勢”が緩和する展開は想定しづらく、“円買い”がドル円の上値を押さえる展開は継続する可能性が高いと見られます。
一方で仮にそうなっても“ドル買い”が同時進行することで、ドル円の下値が支えられる可能性は十分…。
緩和すれば“逆の展開”ということになりますが、直近の動きを踏まえれば“巻き戻し”が促されやすい・・・?
“ヘッドライン次第”は変わっておらず、それに沿って“右往左往”も相変わらずと見られますが、少なくとも“下値の堅さ”は変わらないと見たいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:115.631(2/15~2/22の61.8%戻し)
上値4:115.532(2/17高値)
上値3:115.414(2/15~2/22の50%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:115.296(2/18高値、2/22高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:115.199(2/23高値、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、2/15~2/22の38.2%戻し水準、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:115.027(大台)
下値1:114.924(2/23安値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値2:114.828(-1σ、ピボット2ndサポート)
下値3:114.704(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:114.626(ピボットローブレイクアウト)
下値5:114.494(2/22安値、-2σ)
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