白鳩、今期経常を赤字縮小に上方修正

配信元:株探
投稿:2022/02/17 15:00
 白鳩 <3192> [JQ] が2月17日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年2月期の経常損益(非連結)を従来予想の1億4000万円の赤字→9000万円の赤字(前期は2億1000万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。ただ、通期の最終損益は従来予想の1億4500万円の赤字→2億5400万円の赤字(前期は2億8700万円の赤字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常損益も従来予想の1億円の赤字→5000万円の赤字(前年同期は1億1200万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 1.特別損失(保育園施設の固定資産除売却の方針、及び商品の廃棄処分の決定)について(1)保育園施設の固定資産除売却につきましては、閉鎖を予定しております 2022 年3月 31 日時点での帳簿価格の見積りが可能であること、また、保育園運営におきましては 2020 年6月の開設から現在に至るまで相当程度の赤字が継続して発生し、当社業績に重大な影響を及ぼしていることから、当期末での計上を実施することといたしました。(2)商品の廃棄処分につきましては、同日に公表しております中期経営計画の修正にあたり、今後、安定的に利益を計上できる体質に改革するために、販売の見込みが低いと想定される商品を廃棄処分することで、更なる改善を見込めるものとして、当期末での計上を実施することといたしました。2.特別損失の計上について(1)保育園の閉鎖(2022 年3月 31 日予定)により、当該固定資産の帳簿価格全額(約 47 百万円)を特別損失に計上する見込みです。(2)インナーショップ事業の商品在庫のうち、販売の見込みが低いと想定される商品の廃棄処分に伴い発生する損失見込額(約 141 百万円)を特別損失に計上する見込みです。 これにより、当社は 2022 年2月期 第4四半期において、特別損失として約 188 百万円を計上する見込みです。3.業績予想の修正について 上記、特別損失の計上に伴い、通期業績予想を修正いたしました。なお、2022 年2月期業績につきましては、既に公表している計画に対して売上高は計画通り推移しており、営業利益や経常利益は赤字を縮小できる見込みですが、特別損失の計上に伴い当期純利益は赤字が拡大する見込みです。当社は現在、社内改革の一環として、PB(プライベートブランド)商品の拡充や不採算事業からの撤退による経費圧縮と収益改善等の課題に取り組んでおります。引き続き第 51 期の黒字化に向けて取り組みを進めてまいります。
配信元: 株探

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