イフジ産業、今期経常を1%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額

配信元:株探
投稿:2022/02/09 15:00
 イフジ産業 <2924> が2月9日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比12.0%増の11.1億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の12.2億円→12.3億円(前期は12.1億円)に1.1%上方修正し、増益率が1.0%増→2.1%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.5億円→5.6億円(前年同期は7億円)に2.4%増額し、減益率が21.9%減→20.0%減に縮小する計算になる。

 業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の26円→28円(前期は24円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比9.6%減の4.4億円に減り、売上営業利益率は前年同期の12.3%→9.2%に低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  売上高につきましては、鶏卵関連事業において鳥インフルエンザの影響により鶏卵の需給が逼迫し鶏卵市場に原料卵が不足する中、輸入卵の調達等原料卵の安定確保に注力し既存取引先への安定供給に努めたことや新規取引先への積極的なアプローチが功を奏し販売数量が予想よりも増加したこと等により、前回予想数値を上回る見込みとなりました。 損益につきましては、鶏卵関連事業において、前述のように販売数量が増加したことに加え、鶏卵相場が高く推移し原料仕入単価が大幅に上昇したため一部の製品の販売価格改定を行い、さらに工場の生産効率向上や歩留まり向上に努めました。また、繰延税金資産の回収可能性について、スケジューリングが可能となった将来減算一時差異について繰延税金資産の追加計上を行いました。調味料関連事業においては、販売費及び一般管理費の低減に努めました。これらにより、前回予想数値を上回る見込みとなりました。

  上記のとおり通期業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことから、期末配当金の予想金額を当初の14円00銭から16円00銭に修正させていただく予定であります。
配信元: 株探

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