かどや製油、今期経常を一転18%増益に上方修正、配当も20円増額

配信元:株探
投稿:2022/02/08 15:30
 かどや製油 <2612> が2月8日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.7%増の35.2億円に伸びた。
 併せて、通期の同利益を従来予想の29億円→37億円(前期は31.2億円)に27.6%上方修正し、一転して18.4%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の6.5億円→14.5億円(前年同期は11.2億円)に2.2倍増額し、一転して29.4%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の80円→100円(前期は85円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比52.7%増の12.8億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の10.3%→13.3%に上昇した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  今期は新規コロナウイルス感染症の問題が収束すると見込み、再び国内外に於ける積極的な広報宣伝・販売促進活動を計画しておりました。しかしながら収束には程遠い状況が続き経済活動も制限された事から、多くの施策実施とそれに伴う支出を見送らざるを得ませんでした。一方、年間を通じて堅調だった輸出需要、昨秋以降の外食産業向け需要の回復、飼料用穀物相場上昇に連動した脱脂ごまの価格上昇などにより、売上高は期初予想を達成出来る見込みです。各種拡販施策の抑制と併せて生産、物流分野に於ける効率化プロジェクトの推進等の経営努力の結果、各段階利益において期初予想を上回ると見込まれることから通期の業績予想を修正するものです。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重点政策の一つとして位置づけ、利益配分につきましては、単体の当期純利益の40%を目処として業績に連動させた配当を採用しております。ただし、業績に関わらず1株当たり20円以上の配当を継続して行えるよう努力してまいります。 上記業績の修正に伴い、当初、当期の年間配当金の予想を80円と発表しておりましたが、今回100円と修正させていただきます。
配信元: 株探

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
3,635.0
(15:00)
+5.0
(+0.13%)