シンメンテ、今期経常を23%上方修正・2期ぶり最高益更新へ

配信元:株探
投稿:2022/02/07 15:00
 シンメンテホールディングス <6086> [東証M] が2月7日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年2月期の連結経常利益を従来予想の7.3億円→8.9億円(前期は7億円)に22.5%上方修正し、増益率が4.0%増→27.4%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益も従来予想の2億円→3.7億円(前年同期は3.9億円)に80.5%増額し、減益率が48.4%減→6.8%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2022年2月期におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、経済活動の制限や個人消費が低迷するなど厳しい状況が継続し、2022年1月以降も減少傾向だった国内感染者数が再拡大する現状を鑑みると景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。今期におきまして当社グループとしては、感染症予防体制を整え、24時間の依頼受付窓口と営業体制でコロナ禍においても徹底して顧客に寄り添う体制を維持し、顧客の店舗・施設にメンテナンスサービスを提供しております。 このような状況の中、売上高につきましては、顧客に寄り添ったメンテナンスサービス体制を構築したことが功を奏し、他社に依頼されていたエリア・アイテムの案件が当社グループに寄せられ業界内のシェアが向上しております。また、コロナ禍において店舗・施設での空調・換気システムへの関心が高まり、メンテナンス需要が増加したことに伴い、空調案件専門チームを組成して対応した結果、新規顧客の受注獲得、既存顧客の拡大に寄与しております。また、従来からの顧客である飲食業界はもとより、これまで以上にドラッグストア、介護事業者、物販・小売業などの他業界へ向けた販売促進活動を強化したことで既存顧客の需要掘り起こし及び新規顧客の獲得につながり、依頼件数が順調に推移したことなどから売上高は前回発表予想を上回る見込みであります。 利益面につきましては、売上高増加に伴う売上総利益の増加に加え、原価精査の強化及び業務の効率化などにより、各利益とも前回発表予想を上回る見込みであります。 以上の結果、現在においても新型コロナウイルス感染症の影響により不透明な経済情勢が続いていることを踏まえ、当社においても新型コロナウイルス感染症の影響が2022年2月期中は続くと仮定を置いてはおりますが、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回発表予想を上回る数値となる見通しが立ったため、業績予想を修正するものであります。※上記の予想は、発表日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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