チャートは上方の窓を突破 強気転換に
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昨日の米国株式相場は上昇。ダウ工業株 30 種平均は 224.09 ドル高の 35629.33、ナスダック総合指数は 71.54 ポイント高の 14417.55 となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は 27355 円付近での推移。したがって、本日の日経平均は軟調スタートを想定。前日までの上昇に対する反動が出ると思われる。
日経平均の日足チャートでは昨日、上ひげを陽線で突破。先高観の強いチャート形状とっている。上方の壁を突破しており、改めてチャートが強気転換。上方の窓を目指すことが予想される。
本日は米株高にも関わらず軟調スタートが予想されるものの、基本的にはチャートは強気形状。売り一巡後は押し目買いが入ってくると思われる。日経平均は短期的に上方の窓上限(28129.66 円)までの上昇余地があり、軟調スタートとなるならば、「買い妙味が増す」ことになるだろう。
米国株が上昇基調を強めたのは、ADP 雇用レポートで予想外にも雇用者数が減少したから。米 FRB による早期の利上げ観測が後退し、米長期金利が低下。年 1.7%台での落ち着いた動きとなっている。過熱した経済指標が出なかったことで、市場はいったん冷や水を浴びさせられた格好。それが経済の持続性を示唆する内容となり、結果的に株高の要因となっている。投資家は米利上げに神経質になりすぎないように、この相場と付き合っていかなければならない。日本株は一時の急落のリスクはすでに後退しており、投資家は徐々に買いポジションを高めるようにしたい。
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