トーメンデバ、今期経常を24%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も40円増額

配信元:株探
投稿:2022/01/27 16:00
 トーメンデバイス <2737> が1月27日大引け後(16:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の78.2億円に急拡大した。
 併せて、通期の同利益を従来予想の66.3億円→82億円(前期は45.6億円)に23.7%上方修正し、増益率が45.4%増→79.8%増に拡大し、従来の11期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の14億円→29.7億円(前年同期は29.4億円)に2.1倍増額し、一転して1.0%増益計算になる。

 業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の240円→280円(前期は170円)に増額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比33.1%増の25.9億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.4%→2.4%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2022年3月期第3四半期累計期間の経営成績は、コンシューマー向けTV等の需要減速やコロナ禍での巣ごもり需要の一服感があったものの、データセンターストレージ向けを中心にDRAM、NAND FLASH製品の需要が想定より強く、売上・利益ともに予想を上回る結果となりました。 通期業績予想につきましては、新型コロナウィルス感染症の影響、為替の動向等不透明な状況ではありますが、第3四半期累計期間の実績および今後の当社を取り巻く市場環境の動向を踏まえ、2021年10月28日に公表いたしました業績予想を修正するものであります。

  当期の業績は、2021年10月28日に公表した業績予想を上回る売上高および利益となる見込みであります。当社の配当方針は、連結業績に応じた業績連動型の配当であり、安定的な配当の継続を目指し、配当性向の引き上げを図っていくこと、並びに経済環境への変化と資金需要等を勘案し柔軟に対処する方針のもと、総合的に検討した結果、配当金を40円増配の280円(連結配当性向31.2%)へと修正いたしました。 また、内部留保につきましては、経営基盤の強化、事業拡大に伴う資金需要への充当および財務体質の強化に活用する考えです。
配信元: 株探

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