◆ “ユーロ売り”+“金利選好”の両面から… - 115円半ば
感謝祭を控えた“様子見ムード”が漂う中、“もう一段のドル買い”が昨日は進行しました。
米経済指標は“軒並み好内容(PCEは1990/11以来の+5.0%、コア・デフレータは1991/1以来の+4.1%、新規失業保険申請件数は1969/11以来最小の19.9万件等)”となり、注目のFOMC議事要旨(今月2-3日分)も「テーパリング加速&利上げ前倒し」が示唆されました。
一方で独IFO景況感指数は“事前予想を下回る(96.5)”など、欧州は「コロナ感染再拡大による景気失速&ECB金融正常化の遅れ」が懸念されています。
こうして“ユーロ売り→ドル買い”はさらに強まり、ユーロドルは“1.12ドル割れ”へと売り込まれました。
一方で“115円回復”を見せたドル円は“金利選好→ドル買い”の後押しもあり、“2017/1以来の115.517円”へとさらに上値を伸ばしています。
◆ “空白地帯”が迫っているが…?
テクニカル的に見ると、“2017/1/19高値(115.613円)”を上回れば“17/1/11高値(116.860円)”まで主な抵抗ラインが存在しない“空白地帯”に差し掛かります。
このため“仕掛け的な動き”には警戒が必要ということになりますが、ただし“実質的な米国4連休(感謝祭+平日だがブラックフライデー)”を踏まえれば、「新規のポジション構築は手控えられる」と見るのが自然です。
そうなると“4年11か月ぶりの高値”に位置するドル円には“一旦のポジション調整(利益確定売り)”が入っても何ら不思議ではないということになります。
想定外に昨日は“ドル買い”が進行しましたが、やはり目先は“上値が重い”を想定したいところです。
もちろんそれで“下値が堅い”が崩れるわけではありませんが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:116.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:115.829(11/9~11/17-11/9の100%返し)
上値3:115.683(ピボット1stレジスタンス)
上値2:115.613(17/1/19高値)
上値1:115.517(11/24高値、9/15~10/20-11/9の50%返し水準)
前営業日終値:115.421
下値1:115.252(11/24安値後の38.2%押し)
下値2:115.172(11/24安値後の50%押し)
下値3:115.090(11/24安値後の61.8%押し)
下値4:115.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:114.826(11/24安値、11/19~11/24の38.2%押し、+1σ)
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