新興市場銘柄ダイジェスト:ユーザベースは年初来安値、NKKスイッチがストップ高を付け年初来高値を更新

配信元:フィスコ
投稿:2021/11/05 16:54
アテクト<4241> 1000 -54
前場は上げていたが、後場に入って下げに転じ、安値圏で推移している。半導体保護資を手掛ける。昼休みの時間帯に22年3月期上半期(中間期)決算を発表。営業利益は前年同期比2.9倍の1.77億円と大幅増益だが、第2四半期の3カ月(21年7-9月)のみでは同36.2%増の0.64億円と、第1四半期に比べ伸び率が大きく鈍化しており、失望売りが先行したようだ。

<4379> フォトシンス 1394 -
公開価格(1500円)を6.0%下回る1410円で初値を付けた。主な事業はIoT関連機器やクラウド関連技術の研究開発で、IoT・クラウドサービス「Akerun入退室管理システム」を提供している。21年12月期の営業損益予想は10.28億円の赤字(単体ベースでの前期実績は6.67億円の赤字)。売上高は28.5%増の15.11億円に拡大するが、セールス部門の人員増加などで販管費が膨らむ見通し。第2四半期累計の実績は3.12億円の赤字だった。

<4431> スマレジ 3790 +95
大幅に反発。10月時点でのクラウドPOSレジ「スマレジ」の登録店舗数が10万3476店舗(前月は10万2322店舗)に増加したと発表している。内訳を見ると、無料プランは8万1682店舗(同8万0816店舗)、有料プランは2万1794店舗(同2万1506店舗)。登録店舗数が順調に伸びていることに加え、10月5日に直近安値を付けて以降、株価が堅調に推移していることも買い安心感につながっているようだ。

<6943> NKKスイッチ 5700 +705
ストップ高を付け、年初来高値を更新した。22年3月期の営業利益を従来予想の6.00億円から7.50億円(前期実績0.11億円)に上方修正している。生産増強の取り組みに加え、急激な需要回復で受注が好調に推移しているため。併せて、中間配当を75.00円(従来予想50.00円)に決定するとともに期末配当予想を75.00円(同50.00円)に増額修正した。年間配当は150.00円(同100.00円、前期実績85.00円)となる。

<3966> ユーザベース 2065 -210
年初来安値。21年12月期の営業損益を従来予想の13.80億円の黒字から14.56億円の黒字(前期実績1.04億円の黒字)に上方修正する一方、純損益を6.90億円の黒字から5.00億円の黒字(同64.72億円の赤字)に下方修正している。継続課金による月次収益が順調に拡大しているものの、プロジェクト型スクールと飲食スペースの拠点「NewsPicks GINZA」の撤退に伴い、特別損失4.99億円と法人税等調整額(益)1.53億円を計上する。

<2158> FRONTEO 2909 +240
年初来高値。持ち株支配による直接支配に加え、遠隔からの間接支配力を評価してリスクを可視化する「株主支配ネットワーク解析ソリューション」の提供を開始すると発表している。経済安全保障対策ネットワーク解析システムの第2弾となる。直接株主となるエンティティ(国家、企業、個人)のほか、間接持ち株関係でつながるネットワーク全体、実効間接持ち株比率を反映したネットワーク全体を俯瞰できるという。 <FA>
配信元: フィスコ

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