<動意株・29日>(前引け)=鉄人化計画、有沢製、ミナトHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/10/29 11:33
<動意株・29日>(前引け)=鉄人化計画、有沢製、ミナトHD  鉄人化計画<2404.T>=上値追いトレンド継続。今月18日に大陽線で上放れて以降、下値を切り上げる展開を続けるが、陽線が多く継続的な買いが流入していることを物語る。今週26日取引時間中に532円まで急伸し年初来高値を形成後いったん伸び悩んだが、その後も買い気は衰えず、きょうは一時8%を超える上昇で525円まで上値を伸ばす場面があった。同社は首都圏を中心にカラオケルームを展開。業績は低迷を余儀なくされているが、ここ新型コロナウイルスの感染第5波の収束に伴い、経営環境の改善が意識され買いの手掛かり材料となっている。日証金では貸借倍率が0.3倍と売り長で貸し株規制が入るなど、需給相場の様相を呈している。

 有沢製作所<5208.T>=上値抵抗ラインの75日線を一気に上抜く。同社はプリント基板向けなどに樹脂加工製品主体の電子材料を主力展開するが、足もとの業績は会社側の当初想定を上回り好調に推移している。28日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、最終利益段階で従来予想の21億円から27億円(前期比25%増)に増額した。従来見通しでは小幅ながら最終減益見通しにあったが、一転大幅増益予想となった。また、これまで未定だった年間配当は53円とし、前期実績に14円の上乗せとなる。これを評価する買いが集中し株価を押し上げている。

 ミナトホールディングス<6862.T>=大幅高で6日続伸。メモリーモジュールを主力とする電子機器メーカーで、デバイスプログラマー、デジタルデバイス周辺機器のほかシステムソリューション分野にも展開する。同社は28日取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の2億7000万円から5億4000万円(前期比2.5倍)に大幅増額した。デバイスプログラマーやATM用タッチパネル製品が好調なことに加え、先行投資を行ってきたROM書き込みサービスも堅調で業績に貢献している。これがサプライズとなり物色人気が加速する格好となった。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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