◆ “円買い”は後退も、“ドル売り”は進行… - 113円半ば
「中国・恒大集団が(猶予期限ギリギリで)利払い実施」との報道から、先週末は“リスク回避→円買い”が緩む場面が見られました。
しかし米10年債利回りが低下したこともあり、“金利選好→ドル売り”が止まることはありませんでした。
『利上げは時期尚早』とのパウエルFRB議長発言が“ドル売り”を誘った面もあり、NYタイム終盤には“113.411円”まで緩やかに下値を拡大しました。
もっとも『インフレ高進は従来想定より長引く可能性』とも指摘しているだけに、“崩れる”には程遠い動きといわざるを得ません。
このため現時点では、あくまで“週末要因→ポジション調整”と見るのが妥当なように思います。
◆ ただし“ポジション調整”と見るのが、やはり妥当…?
“上昇往き過ぎ感”が台頭していたのは事実ですが、先週の下落にて一応は緩和しています。
一方で「米利上げ」は別にして、「米テーパリング」は既定路線というのが実状です。
このため“織り込み過ぎ”を巻き戻したとしても、それもあくまで“ポジション調整”と見るが自然ということになります。
ドル円をけん引してきた米10年債利回りを見ると、2日連続で“1.70%”に跳ね返された格好となっています。
このためテクニカル的には、“1.70%”に乗せ切れれば巻き戻される可能性が高く、一方で“20日安値(1.618%)”を割り込めば調整色がさらに強まりかねません。
オーダー状況を見ても、“113.20-00円”にはドル買いオーダー、“113.80-114.00円”にはドル売りオーダーが散見されています。
上下いずれに抜けるかを鑑みつつも、それまでは「(当該レンジで)次なる方向性を探る」と見ておきたいところです。
個人的には“上振れ”を期待していますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:114.395(10/20~10/22の76.4%戻し)
上値4:114.204(10/22高値、10/20~10/22の61.8%戻し)
上値3:114.000(大台、+1σ、10/20~10/22の50%戻し、ピボット1stレジスタンス
上値2:113.903(10/20~10/22の38.2%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値1:113.715(10/20~10/22の23.6%戻し)
前営業日終値:113.478
下値1:113.411(10/22安値)
下値2:113.205(10/14安値、10/4~10/20の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値3:112.996(10/12安値、大台)
下値4:112.905(ピボット2ndサポート)
下値5:112.758(10/4~10/20の50%押し、20日移動平均線)
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