インテM、前期経常を一転8%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/10/15 15:30
 インティメート・マージャー <7072> [東証M] が10月15日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年9月期の連結経常利益を従来予想の3200万円→3900万円(前の期は3600万円)に21.9%上方修正し、一転して8.3%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した4-9月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1200万円→1900万円(前年同期は300万円)に58.3%増額し、増益率が4.0倍→6.3倍に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1) 通期個別業績予想修正の理由 当社は、2020 年 11 月 13 日に公表いたしました 2021 年9月期の通期業績予想において、2020年5月に緊急事態宣言が解除された後の、国内広告需要の緩やかな回復傾向等を踏まえて、当社の主要領域であるインターネット広告における売上も徐々に持ち直しを見せるものと想定しておりました。 しかしながら、その後の度重なる緊急事態宣言の発令や自粛要請により、国内経済活動の停滞が長期化し、一部大口クライアントの広告費抑制の影響が継続したことで、マーケティング支援売上におけるアカウント数は前回予想比 8.6%減少、単価は同 12.9%減少することとなりました。 成果報酬型ディスプレイ広告運用サービス「Performance DMP」については、巣ごもり需要やEC サイトの利用増加を踏まえた新たな業種のアカウント獲得が進捗しており、アカウント数が前回予想比 17.6%増加と順調に伸長しましたが、単価は同 29.1%減少しました。 データマネジメント・アナリティクス売上については、アカウント数は減少したものの、概ね前回予想通りの売上高となりました。 Select DMP については、アカウント数が前回予想比 33.2%減少しましたが、サイト来訪企業のアクセス状況の分析や広告配信まで一貫したクロスセルを推進することで単価が同 21.1%増加することとなりました。 これらの結果、今回修正予想における売上高につきましては、前回予想に対して 280 百万円減少し 2,022 百万円(前回予想比 12.2%減)となることを見込んでおります。 費用面においては、オンラインとオフラインを組み合わせた効率的な働き方を実施したことで、交通費や会議費等は前回予想比で減少した一方で、ポスト Cookie ソリューションを中心とする翌期以降の営業体制の拡充に向けた投資を実施したため、販売費及び一般管理費合計では、前回予想比 11.5%減少しました。しかしながら、売上減少による売上総利益の乖離をカバーすることができず、経常利益につきましても前回予想を下回る見込みとなりました。 また、後述の通り、当社が保有する Priv Tech 株式会社(以下、「Priv Tech」という。)の投資有価証券の評価損を特別損失に計上したことで、当期純利益につきましては、前回予想から 48.2%減少する見込みとなりました。(2) 通期連結業績予想の修正理由 通期連結業績予想については、前述の個別業績予想の修正理由に加え、2021 年3月 31 日まで当社の持分法適用関連会社でありました Priv Tech の保有株式の一部を譲渡したことで、持分法による投資損失が前回予想と比較して縮小いたしました。また、2021 年5月 14 日付「(開示事項の経過)特別利益(関係会社株式売却益)の計上額の確定に関するお知らせ」にてお知らせしましたとおり、関係会社株式売却益 19,748 千円の特別利益を計上しております。 これらの結果、連結売上高、連結営業利益につきましては、前回予想を下回る見込みとなりましたが、連結経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、前回予想を上回る見込みです。(3)特別損失の計上 当社が保有する Priv Tech の投資有価証券の時価が著しく下落し、その回復があると認められないと判断したため、2021 年9月期第4四半期連結会計期間において、投資有価証券評価損 14,900 千円を特別損失として計上することといたしました。
配信元: 株探

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