NY株式市場(27日)主力ハイテク株は長期金利の上昇が重しか⁈耐久財受注速報値は予想を上回る
27日のニューヨーク株式市場でダウ平均は反落して取引が始まりそうだ。
日本時間の夕方から米長期金利の上昇が続いている。米国10年債利回りは一時1.5%台乗せと6月以来の水準まで強含む場面が見られており、主力ハイテク株には逆風が吹きそうだ。取引開始前に発表された8月の耐久財受注の速報値は前月比で+1.8%と市場予想(+0.6%)を上回る内容となったことも、長期金利の上昇に弾みをつけた格好となっている。
ダウ平均は、先週末までの3日続伸で800ドル以上の戻りを試した反動から利益確定売り圧力も強く意識されそうなほか、取引時間中にはシカゴ連銀総裁やNY連銀総裁をはじめブレイナードFRB理事らが講演を予定していることから、金融政策の方向性をめぐる発言内容を慎重に見極めたいとの姿勢も強まりやすい相場環境となりそうな一日となる。
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