◆ リスク/金利の双方から… - 110円回復
昨日は米株高を背景にしたリスク選好姿勢と、米10年債利回りの上昇を背景にした金利選好姿勢が重なりました。
このため円は全面安の様相を呈し、ドル円は先週末以来に“110円台”を回復しました。
一方で“23日高値(110.142円)”を超え切るには、至りませんでした。
このため上値の重さを引きずったまま、昨日の取引を終えています。
なお昨日発表の米耐久財受注は“悪化(△-0.1%)”したものの、“事前予想(△-0.3%)”ほどではなく、特に材料視されることはありませんでした。
◆ 厚みがあるのは上方向だが…?
こうして想定通りに“上方向”へと水準を切り上げはしたものの、「方向感定まらず」からまだ抜け出したといえる状況にはなっておりません。
こうした中、オーダー状況は“109.70-50円”にドル買いオーダー、“110.20-60円”にドル売りオーダーと、それぞれ切り上がっていると聞き及びます。
厚みがあるのは上方向となりますが、その分だけ一つ一つのオーダーは薄いと見ることも可能…?
注目のパウエルFRB議長講演を明日に控える状況下、「方向感定まらず」が本日も想定されますが、引き続き「リスクは上方向」と見て神経質なマーケットと対峙したいところです。
前記“23日高値(110.142円)”を抜け切れるかを、注視しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.628(+2σ)
上値4:110.544(8/12高値)
上値3:110.455(8/13高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.227(8/19高値、週足・一目均衡表転換線、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.142(8/23高値、8/25高値、日足・一目均衡表先行スパン上限/下限、50日移動平均線)
前営業日終値:109.985(大台)
下値1:109.820(20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線)
下値2:109.701(20週移動平均線、日足・一目均衡表転換線、月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値3:109.614(8/25安値、100日/100月移動平均線)
下値4:109.415(8/24安値、-1σ、8/16~8/19の76.4%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:109.185(ピボットローブレイクアウト)
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