◆ 上値の重さは変わらずも…? - 109円半ば
主に対ユーロでの“ドル売り”は続き、ドル円は上値の重い動きを強いられています。
一方で「米国はファイザー製ワクチンを正式承認」との報道からリスク回避姿勢は緩んでおり、“リスク選好→円売り”が下値を支えています。
こうして「方向感定まらず」が継続しており、ドル円は“109円半ば”で膠着しています。
なお昨日発表された米住宅関連は“強め”、景況感関連は“弱め”となりましたが、特に材料視されることはありませんでした。
◆ 「方向感定まらず」は続きやすいが…?
ジャクソンホール会議を2日後に控える中、積極的な売買は手控えられると見るのが自然です。
ただ今回のパウエルFRB議長の講演テーマは、例年に比べかなりざっくりした「経済見通し」となっています。
このため「過度なタカ派寄りにはならない」との見方も増えつつあり、思惑がいつ揺れ動いてもおかしくない…?
オーダー状況を見ると、“109.40-30円”にドル買いオーダー、“109.70-90円”にドル売りオーダーと、それぞれ引き下がっていると聞き及びます。
“上値の重さ”は相変わらずでしょうが、その分だけ意識は下に向かいやすいだけに、リスクは逆に上方向と見ることも…。
「方向感定まらず」は続きやすいと見られますが、ちょっと気にしておきたいシナリオです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.227(8/19高値、週足・一目均衡表転換線、+1σ)
上値4:110.142(8/23高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.005(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
上値2:109.879(8/24高値、ピボット1stレジスタンス、8/23~8/24の61.8%戻し)
上値1:109.780(20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線/転換線、8/23~8/24の50%戻し)
前営業日終値:109.682(100日/20週/100月移動平均線、月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値1:109.415(8/24安値、-1σ、ピボット1stサポート)
下値2:109.383(、8/16~8/19の76.4%押し)
下値3:109.195(ピボット2ndサポート)
下値4:109.109(8/16-17安値)
下値5:109.000(大台、週足・一目均衡表基準線、50月移動平均線、-2σ、ピボットローブレイクアウト)
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