サイバーリンクス<3683>は12日、2021年12月期第2四半期(21年1月-6月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比7.3%増の68.62億円、営業利益は同21.8%増の5.78億円、経常利益は同19.6%増の5.83億円、親会社に帰属する四半期純利益は同23.4%増の4.06億円となった。
同社グループが経営上の重要指標と位置付ける定常収入は、サービス提供の拡大により1.01億円増加し32.64億円(前年同期比3.2%増)となり、堅調に推移した
流通クラウド事業の売上高は前年同期比4.3%増の18.42億円、セグメント利益(経常利益)は同67.3%増の2.15億円となった。卸売業向けのEDIサービス「クラウドEDI-Platform」や、小売業向けEDIサービス「BXNOAH」、棚割システム「棚POWER」シリーズ等クラウドサービスの提供拡大により定常収入が増加した。また、定常収入以外の収入も、サービス導入時の作業費等の収入の増加等により前年同期を上回った。売上原価は、中大規模顧客向け「@rms基幹」の一部機能にかかるソフトウェア償却が終了し、減少した。販売費および一般管理費は、流通業界における商談のDXを実現する企業間プラットフォーム「C2Platform」の新機能開発等にかかる研究開発投資が増加したことや、第1四半期に、展示会への参加により広告宣伝費を計上し前年同期を上回った。
官公庁クラウド事業の売上高は同3.4%増の33.72億円、セグメント利益(経常利益)は同5.6%増の3.70億円となった。防災行政無線デジタル化工事やGIGAスクール関連など特需への対応が2021年3月までに概ね終了し、以降はやや軟調な推移となっているが、累計期間で見ると、売上、利益ともに前年同期を上回った。
トラスト事業の売上高は同632.9%増の0.46億円、セグメント損失(経常損失)は1.19億円(前年同期0.32億円の損失)となった。第1四半期に、既存サービスであるタイムスタンプ対応ワークフロー「TsunAG」の導入を行った。一方で、マイナンバーカードをベースとした新たなトラストサービスを開発するため、人員増強を図り、研究開発投資を積極的に行った。
モバイルネットワーク事業の売上高は同17.7%増の16.01億円、セグメント利益(経常利益)は同29.5%増の2.46億円となった。緊急事態宣言を受け2020年4月から同年5月にかけて営業時間の短縮等を行った前年同期と比べ、端末販売台数が大幅に増加した。また、端末販売単価についても、高価格帯のiPhone12の売れ行きが堅調に推移し上昇した。
2021年12月期通期については、売上高が前期比4.4%増の133.41億円、営業利益が同14.5%減の7.91億円、経常利益が同13.4%減の8.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.8%減の5.56億円とする5月6日に上方修正した業績予想を据え置いている。
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同社グループが経営上の重要指標と位置付ける定常収入は、サービス提供の拡大により1.01億円増加し32.64億円(前年同期比3.2%増)となり、堅調に推移した
流通クラウド事業の売上高は前年同期比4.3%増の18.42億円、セグメント利益(経常利益)は同67.3%増の2.15億円となった。卸売業向けのEDIサービス「クラウドEDI-Platform」や、小売業向けEDIサービス「BXNOAH」、棚割システム「棚POWER」シリーズ等クラウドサービスの提供拡大により定常収入が増加した。また、定常収入以外の収入も、サービス導入時の作業費等の収入の増加等により前年同期を上回った。売上原価は、中大規模顧客向け「@rms基幹」の一部機能にかかるソフトウェア償却が終了し、減少した。販売費および一般管理費は、流通業界における商談のDXを実現する企業間プラットフォーム「C2Platform」の新機能開発等にかかる研究開発投資が増加したことや、第1四半期に、展示会への参加により広告宣伝費を計上し前年同期を上回った。
官公庁クラウド事業の売上高は同3.4%増の33.72億円、セグメント利益(経常利益)は同5.6%増の3.70億円となった。防災行政無線デジタル化工事やGIGAスクール関連など特需への対応が2021年3月までに概ね終了し、以降はやや軟調な推移となっているが、累計期間で見ると、売上、利益ともに前年同期を上回った。
トラスト事業の売上高は同632.9%増の0.46億円、セグメント損失(経常損失)は1.19億円(前年同期0.32億円の損失)となった。第1四半期に、既存サービスであるタイムスタンプ対応ワークフロー「TsunAG」の導入を行った。一方で、マイナンバーカードをベースとした新たなトラストサービスを開発するため、人員増強を図り、研究開発投資を積極的に行った。
モバイルネットワーク事業の売上高は同17.7%増の16.01億円、セグメント利益(経常利益)は同29.5%増の2.46億円となった。緊急事態宣言を受け2020年4月から同年5月にかけて営業時間の短縮等を行った前年同期と比べ、端末販売台数が大幅に増加した。また、端末販売単価についても、高価格帯のiPhone12の売れ行きが堅調に推移し上昇した。
2021年12月期通期については、売上高が前期比4.4%増の133.41億円、営業利益が同14.5%減の7.91億円、経常利益が同13.4%減の8.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.8%減の5.56億円とする5月6日に上方修正した業績予想を据え置いている。
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