<動意株・13日>(前引け)=児玉化、石原産、乾汽船
児玉化学工業<4222.T>=一時ストップ高。12日の取引終了後、22年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円から8億7000万円(前期比2.5倍)へ上方修正すると発表しており、これを好感する買いが向かっている。第1四半期に主力の自動車部品がSUV車を中心に販売が大きく伸びるなど、新型コロナウイルス感染拡大の影響からの回復基調が継続していることが上振れの背景。同時に発表した第1四半期(4~6月)の同損益は2億7200万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)だった。
石原産業<4028.T>=大幅高で年初来高値更新。12日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)の連結経常損益を従来予想の8億円の赤字から31億円の黒字(前年同期は2200万円の黒字)へ上方修正すると発表しており、これが好材料視されている。無機化学事業で酸化チタンの国内外市況の改善が想定より進み、機能性材料も導電性材料や電子部品材料を中心に販売が好調なことに加え、有機化学事業では主力農薬が欧州を中心に海外販売が堅調に推移していることが要因。また、円安進行による採算改善も利益を押し上げる。なお、通期の同利益は従来予想の47億円(前期は59億4400万円)を据え置いた。
乾汽船<9308.T>=上げ足が止まらず。8月に入ってから株価水準を一気に切り上げ、前日は300円を超える上昇で約14年ぶりの高値圏に浮上したが、きょうはカイ気配スタートで一段と上値を目指す展開となっている。コンテナ船市況やばら積み船市況など海運セクターの収益環境が劇的に好転しており、同社もその恩恵を享受している。前日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の40億4900万円から89億3700万円(前期は12億3300万円の赤字)に大幅増額し、14期ぶりの過去最高利益更新となる見込み。また、年間配当も従来計画の51円から132円(前期実績は6円)に大幅増額しており、これがサプライズとなり株価を押し上げている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
石原産業<4028.T>=大幅高で年初来高値更新。12日の取引終了後、22年3月期上期(4~9月)の連結経常損益を従来予想の8億円の赤字から31億円の黒字(前年同期は2200万円の黒字)へ上方修正すると発表しており、これが好材料視されている。無機化学事業で酸化チタンの国内外市況の改善が想定より進み、機能性材料も導電性材料や電子部品材料を中心に販売が好調なことに加え、有機化学事業では主力農薬が欧州を中心に海外販売が堅調に推移していることが要因。また、円安進行による採算改善も利益を押し上げる。なお、通期の同利益は従来予想の47億円(前期は59億4400万円)を据え置いた。
乾汽船<9308.T>=上げ足が止まらず。8月に入ってから株価水準を一気に切り上げ、前日は300円を超える上昇で約14年ぶりの高値圏に浮上したが、きょうはカイ気配スタートで一段と上値を目指す展開となっている。コンテナ船市況やばら積み船市況など海運セクターの収益環境が劇的に好転しており、同社もその恩恵を享受している。前日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の40億4900万円から89億3700万円(前期は12億3300万円の赤字)に大幅増額し、14期ぶりの過去最高利益更新となる見込み。また、年間配当も従来計画の51円から132円(前期実績は6円)に大幅増額しており、これがサプライズとなり株価を押し上げている。
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