◆ 「早期の米テーパリング観測」後退 - 110円前半
米CPI鈍化を背景に、昨日は「過度の米インフレ懸念」「早期の米テーパリング観測」が緩みました。
さらに「好内容の米10年債入札」も加わり、米10年債利回りが“1.30%台”へと低下する中、ドル円は“110.308円”へと値を落とす場面が見られました。
一方で昨日は、『緩和策を終了する時期が来た(ジョージ・カンザスシティ連銀総裁)』『テーパリングを10月に開始すべき(カプラン・ダラス連銀総裁)』との要人発言もありました。
こうして“崩れる”には至ることなく、“下げ渋り”を見せながら、本日へとつないでいます。
◆ ただ「ジャクソンホール会議」への意識は根強い
このため本日のテーマは、「(110円台で)次なる方向感を探る」になりやすいと見るのが自然です。
「早期の米テーパリング観測」が緩んだだけに、“心理的な節目(1.30%)”を米10年債利回りが割り込むと、“もう一段の下値追い”に発展する可能性は否めない…?
一方で「ジャクソンホール会議(26-28日)」にマーケットの目が向いている以上、「年内テーパリング開始」との見方はそう簡単には払拭しない…?
「物価(PPI)&雇用(新規失業保険申請件数)の米経済指標」が本日は予定されていますので、ここで「勢力図がどう変わるか…?」を、しっかりと見極めたいところです。
個人的には“極端な結果”にでもならない限り、「ジャクソンホール会議」が意識される展開は変わらないと見ますが…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:111.185(7/5高値、4/23~7/2-7/19の50%返し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.971(7/6高値、大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:110.815(7/7高値、8/11高値、+2σ)
上値2:110.720(ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.511(日足・一目均衡表先行スパン上限)
前営業日終値:110.436(+1σ)
下値1:110.274(8/10-11安値、ピボット1stサポート)
下値2:110.173(50日移動平均線、週足・一目均衡表転換線)
下値3:110.026(8/9安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、大台、8/4~8/11の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:109.958(20日移動平均線)
下値5:109.761(8/4~8/11の50%押し、日足・一目均衡表基準線/転換線、20週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
最新人気記事
-
本日の【株主優待】情報 (12日 発表分) 2019/03/12
-
「ドローン」が25位にランクイン、テラドローン上場などで改めて関心... 12/20 12:21
-
「2024年のIPO」が12位、きょうキオクシア上場<注目テーマ> 12/18 12:20
-
来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優... 12/20 17:30
-
首都直下に備えよ、「国土強靱化」大車輪の上昇相場が待つ最強株6選 ... 12/21 19:30
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 15:30
-
今日 14:30
-
今日 13:30
-
今日 13:18