◆ 堅調も、小動き - 109円後半
米10年債利回りが値を戻す中、昨日は米主要株価指数が上昇(NYダウは271ドル高、ナスダック/S&P500は史上最高値を更新)しました。
このため金利/リスクの双方から“円売り”が持ち込まれたこともあり、ドル円は“109.785円”へと上値を伸ばしました。
一方で米雇用統計を翌日に控えるスケジュール感であり、“大台(110円)”を窺うには至らないなど、“上値の重さ”も健在でした。
なお昨日は「新規失業保険申請件数(2週連続減少の38.5万件)/米貿易収支(757億ドルに赤字拡大)」も発表されましたが、目立った反応は見られませんでした。
◆ いよいよビッグイベント - 米雇用統計
なんといっても本日の注目は、その米雇用統計ということになります。
事前予想の中央値は「非農業部門雇用者数(+87.0万人)/失業率(5.7%)/平均時給(前年比+3.8%)」となっていますが、予想そのものは大きく割れているのが実状といえます。
このため結果を見るまでは“膠着”になりやすく、反面、発表後は“急変動”となってもおかしくない分水嶺…。
コロナ感染再拡大や熱波を背景にした“リスク回避姿勢”が事前に進行しただけに、個人的には“さらなる巻き戻し(上振れ)”を想定していますが、あとは結果次第。
予断を持つことなく、発表の時を待ちたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米雇用統計が予定されますので、いつもより値幅を拡大しています。
110.971(7/6高値、大台)
110.815(7/7高値)
110.696(7/14高値、日足・一目均衡表先行スパン上限、+2σ)
110.589(7/23-26高値)
上値5:110.391(7/27高値)
上値4:110.280(7/28高値、+1σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:110.191(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値2:110.110(50日移動平均線)
、ピボットハイブレイクアウト110.036(大台、7/29高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:109.892(20日移動平均線、7/30高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.777(20週移動平均線)
下値1:109.664(月足・一目均衡表先行スパン下限、100月移動平均線)
下値2:109.569(日足・一目均衡表先行スパン下限/転換線、100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:109.490(-1σ)
下値4:109.405(8/5安値、8/4~8/5の38.2%押し)
下値5:109.254(8/4~8/5の50%押し、ピボット2ndサポート)
109.129(8/4~8/5の61.8%押し、-2σ、ピボットローブレイクアウト)
109.000(大台、50月移動平均線)
108.872(200週移動平均線)
108.722(5/26安値、8/4安値)
108.552(5/12安値、5/25安値)
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