本日のマザーズ先物は小動きが予想される。30日の米国株式市場は、中国テクノロジー株の下落を受けた警戒感や米CDCが新型コロナウイルス変異株「デルタ」に水ぼうそう並みの感染力があり、従来のコロナウイルスよりも重症化する可能性を警告したため回復への警戒感も再燃し、寄り付き後、下落。月末で、利益確定の売りも目立ち、ダウ、ナスダックともに終日軟調に推移した。本日のマザーズ先物は、米国市場は下落したものの、ナイトセッションが横這いとなった流れを引き継ぎ、小動きでのスタートが予想される。国内では、米アマゾンの急落に伴うEC関連銘柄の需給悪化懸念から、BASE<4477>などEC関連銘柄が相場の重しとなる可能性がありそうだ。なお、先週末に就業管理パッケージを展開する勤次郎<4013>が発表した上方修正では、クラウド関連の好調な推移が明らかになっており、クラウド関連銘柄には下支え要因となることが期待される。これらの、好悪材料の綱引や東京市場は海外に先行して下落していたことで、下値は限定的となり、小動きとなることが見込まれている。本日の上値のメドは1114.0pt、下値のメドは1051.0ptとする。
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