◆ “リスク回避”が台頭… - 109円半ばへ
昨日は中国株を起点とする「株安の連鎖」が発生し、“リスク回避→円買い”が目立った。
一方で“リスク通貨売り”にて売り込まれた欧州通貨は、ポンドを中心に“持ち直し”を見せた。
こうして“ドル売り”も相対的に目立ったことから、「綱引き(ドル⇔円)」が崩れたドル円は“109.579円”へと押し下げられていきました。
一方で注目のFOMCを翌日に控えており、そこから“崩れる”に至ることはありませんでした。
“100日移動平均線(本日は109.583円)”でしっかりと下値を支えられたこともあり、その後は緩やかに値を戻しつつ、昨日の取引を終えています。
◆ FOMC次第だが…?
そのFOMCに関しては、昨日も記したように「景気回復が最優先」とのスタンスをFRBは崩しておりません。
このためテーパリング(緩和縮小)に関しても、『議論はすれども、期日は定まらず』と見るのが自然といえます。
そうなると株式では“リスク選好→円売り”が発生しやすく、一方で債券では“利回り低下→ドル売り”が想定されるところです。
ただ20日に“1.12%”へと押し下げられたことから「下げ一服観測」も台頭する後者が、
マーケットを揺るがすほど“利回り低下→ドル売り”を演じるかは未知数(期待薄)…?
「米10年債利回り」を睨みながらといった展開が想定されますが、前記した「“100日移動平均線”での下支え」は引き続き意識されると見たいところです。
発表までは“膠着”“やや買い戻し先行”を期待しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※FOMCが予定されていますので、いつもより値幅を拡げています。
111.087(ピボットハイブレイクアウト)
110.971(7/6高値、大台)
110.862(+1σ、7/7高値)
上値5:110.696(7/14高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:110.589(7/23-26高値)
上値3:110.391(7/27高値、日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
上値2:110.289(20日移動平均線、7/23~7/27の61.8%戻し、ピボット1stレジスタンス)
上値1:110.084(7/23~7/27の50%戻し、50日移動平均線、日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
前営業日終値:109.811(日足・一目均衡表転換線、-1σ、月足・一目均衡表先行スパン下限)
下値1:109.668(20週移動平均線)
下値2:109.579(7/27安値、100日移動平均線)
下値3:109.463(ピボット1stサポート、100月移動平均線)
下値4:109.291(日足・一目均衡表先行スパン下限、7/20安値、-2σ)
下値5:109.075(50月移動平均線、5/27安値、7/19安値、ピボット2ndサポート、大台)
108.887(200週移動平均線)
108.722(5/26安値)
108.651(ピボットローブレークアウト)
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