<注目銘柄>=ディップ、求人広告とDXで中期高成長へ
ディップ<2379.T>は、DX事業と求人広告事業のクロスセルによる、中期高成長期待を織り込む動きが期待できる。
7月7日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は営業利益が18億5600万円となった。前年同期は連結決算ではなかったため比較はないものの、ワクチン接種の加速による求人需要の急回復を見据えた広告投資や人員増強などで、単独決算との比較では33.8%減となった。
ただ株式市場では、これをネガティブ視する動きは限定的だ。コロナ禍からの回復にはまだ不確定要素はあるものの、ワクチン接種の増加による求人需要の回復というシナリオには変化はなく、サービス業の労働需給の逆転は同社に有利に働くこと、自社営業ツールなどを活用して需要の変化を機敏に捉え、的確に営業人員を配置したことによりシェアが拡大していることなどがその要因。また、面接日程の自動調整などを行う「面接コボット」を中心とした「コボット」シリーズの販売が伸長し、DX事業の成長が加速していることも注目されている。
更に、5月スタートの新サービスで専門職の総合求人サイト「バイトル PRO」も業績に貢献しよう。22年2月期通期は、会社側は営業利益77億~118億円(前期比5.3~61.4%増)を予想。また23年2月期に関しては、調査機関の中には同140億円弱を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
7月7日に発表した第1四半期(3~5月)連結決算は営業利益が18億5600万円となった。前年同期は連結決算ではなかったため比較はないものの、ワクチン接種の加速による求人需要の急回復を見据えた広告投資や人員増強などで、単独決算との比較では33.8%減となった。
ただ株式市場では、これをネガティブ視する動きは限定的だ。コロナ禍からの回復にはまだ不確定要素はあるものの、ワクチン接種の増加による求人需要の回復というシナリオには変化はなく、サービス業の労働需給の逆転は同社に有利に働くこと、自社営業ツールなどを活用して需要の変化を機敏に捉え、的確に営業人員を配置したことによりシェアが拡大していることなどがその要因。また、面接日程の自動調整などを行う「面接コボット」を中心とした「コボット」シリーズの販売が伸長し、DX事業の成長が加速していることも注目されている。
更に、5月スタートの新サービスで専門職の総合求人サイト「バイトル PRO」も業績に貢献しよう。22年2月期通期は、会社側は営業利益77億~118億円(前期比5.3~61.4%増)を予想。また23年2月期に関しては、調査機関の中には同140億円弱を見込むところもある。(仁)
出所:MINKABU PRESS
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