■要約
ジェネレーションパス<3195>は、インターネット通販サイト「リコメン堂」を多店舗運営するマーケティング支援サービス企業である。同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、特定のECプラットフォームに特化したアプローチを行う独自のWebマーケティング手法「EPO」を活用して拡販支援サービスを行うものである。
1. 2021年10月期第2四半期の連結業績概要
2021年10月期 第2四半期の連結業績は、売上高6,400百万円(前年同期比11.0%増)、営業損失4百万円(前年同期は67百万円の黒字)、経常利益42百万円(同24.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12百万円(同47.9%減)であった。特に主力事業であるECマーケティング事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)によるEC需要の増加により家具・家電・生活雑貨等の売上が好調であったことから、過去最高売上高を達成した。また、第2四半期連結会計期間売上高3,400百万円についても過去最高を達成した。
2. 2021年10月期の通期業績見通し
同社は2021年10月期の通期業績見通しについては、コロナ禍による影響が非常に不透明かつ不確実なものであることから非開示としている。EC需要・巣ごもり需要の高まりはさらに見込まれるものの、コロナ禍の動向次第ではEC需要・巣ごもり需要の反動も想定されることから、現時点において合理的に算定することが困難であるためとしている。ECマーケティング事業では、前期から引き続き取扱高の拡大とECサポートでの案件獲得を推進し、商品企画関連事業では、新規商材開発及び新設ベトナム工場の生産能力拡大及び受注活動を推進していくとしている。
基本的には日本国内のEC市場は順調に拡大しており、同社のパートナー企業数などの主要業績指標も順調に伸長している。コロナ禍の影響でEC需要はさらに大きく拡大しており、今後の新生活様式においても長期的な成長が見込まれると弊社では考えている。また、(株)ファミリーマートと推進しているインターネット通信販売「Kaema」の状況については、順調に行けば十億円単位の規模で売上高が積み上がると推測する。一方GENEPA VETNAM CO., LTD.(以下、ジェネパベトナム)においては、コロナ禍の影響が不透明要因であり、海外顧客からの受注獲得も厳しい状況と言える。2021年10月期の同社の動向を引き続き見守りたい。
■Key Points
・2020年10月期第2四半期は過去最高売上高を達成
・「EPO」という独自かつ汎用性のあるマーケティング手法を活用
・PV(ページビュー)数、受注件数、パートナー企業数、取扱商品数は堅調な伸びで事業拡大に貢献
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
<EY>
ジェネレーションパス<3195>は、インターネット通販サイト「リコメン堂」を多店舗運営するマーケティング支援サービス企業である。同社の基本的なビジネスモデルは、商材メーカーに寄り添って、特定のECプラットフォームに特化したアプローチを行う独自のWebマーケティング手法「EPO」を活用して拡販支援サービスを行うものである。
1. 2021年10月期第2四半期の連結業績概要
2021年10月期 第2四半期の連結業績は、売上高6,400百万円(前年同期比11.0%増)、営業損失4百万円(前年同期は67百万円の黒字)、経常利益42百万円(同24.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益12百万円(同47.9%減)であった。特に主力事業であるECマーケティング事業において、新型コロナウイルス感染症の拡大(以下、コロナ禍)によるEC需要の増加により家具・家電・生活雑貨等の売上が好調であったことから、過去最高売上高を達成した。また、第2四半期連結会計期間売上高3,400百万円についても過去最高を達成した。
2. 2021年10月期の通期業績見通し
同社は2021年10月期の通期業績見通しについては、コロナ禍による影響が非常に不透明かつ不確実なものであることから非開示としている。EC需要・巣ごもり需要の高まりはさらに見込まれるものの、コロナ禍の動向次第ではEC需要・巣ごもり需要の反動も想定されることから、現時点において合理的に算定することが困難であるためとしている。ECマーケティング事業では、前期から引き続き取扱高の拡大とECサポートでの案件獲得を推進し、商品企画関連事業では、新規商材開発及び新設ベトナム工場の生産能力拡大及び受注活動を推進していくとしている。
基本的には日本国内のEC市場は順調に拡大しており、同社のパートナー企業数などの主要業績指標も順調に伸長している。コロナ禍の影響でEC需要はさらに大きく拡大しており、今後の新生活様式においても長期的な成長が見込まれると弊社では考えている。また、(株)ファミリーマートと推進しているインターネット通信販売「Kaema」の状況については、順調に行けば十億円単位の規模で売上高が積み上がると推測する。一方GENEPA VETNAM CO., LTD.(以下、ジェネパベトナム)においては、コロナ禍の影響が不透明要因であり、海外顧客からの受注獲得も厳しい状況と言える。2021年10月期の同社の動向を引き続き見守りたい。
■Key Points
・2020年10月期第2四半期は過去最高売上高を達成
・「EPO」という独自かつ汎用性のあるマーケティング手法を活用
・PV(ページビュー)数、受注件数、パートナー企業数、取扱商品数は堅調な伸びで事業拡大に貢献
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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