◆ 反発も、“上値の重さ”変わらず… - 110円前半
一時“1.33%”へと上昇した「米10年債利回り」に引っ張られて、前日までの下落に対する「ポジション調整」が先行したドル円。
さらに「好内容の米小売売上高(+0.6%)」の後押しもあって、“110.337円”へ反発する場面が見られました。
ただ「米10年債利回り」は最終的に“1.30%”を割って引けており、この影響もあって上値を押さえられたまま、先週末の取引を終えています。
◆ 「米10年債利回り低下」が懸念材料として圧し掛かるが…?
「早期の米テーパリング観測」が後退している以上、「米10年債利回り低下」は引き続き懸念材料として圧し掛かってくると見られます。
一方で「年内にテーパリング着手」との見方そのものには大きな変化はなく、「次回FOMC(27-28日)」が迫っていることもあり、すでに「ブラックアウト期間」にも突入しています。
つまり「要人発言」にて思惑が急変化する可能性は低く(ゼロ?)という状況下、このまま“金利選好→ドル売り”が加速する展開は想定しづらい…?
“日足・一目均衡表先行スパン上限(109.550円)”にかけて、引き続き「ドル買いオーダー」がズラッと並んでいると聞き及ぶだけに、これをこなし切れるかは微妙。
明確に割り込めれば“さらなる下値追い”という可能性は否めないところですが、やはり“そうはならない→買い戻し”が勝る展開を本日も想定したいところです。
“上値の重さ”を引きずっていますが、“下値が堅い”も想定以上であることを、しっかりと認識しながら…。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:110.696(7/14高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:110.596(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
上値3:110.337(7/16高値、ピボット1stレジスタンス)
上値2:110.223(7/16高値後の76.4%戻し)
上値1:110.174(日足・一目均衡表転換線、7/16高値後の61.8%戻し)
前営業日終値:110.075 (週足・一目均衡表転換線、-1σ)
下値1:109.938(50日移動平均線、大台)
下値2:109.699 (7/9安値、7/15-16安値、月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値3:109.532(7/8安値、20週/100月移動平均線、-2σ、日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値4:109.437(100日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:109.297(6/11安値)
最新人気記事
-
本日の【株主優待】情報 (12日 発表分) 2019/03/12
-
来週の株式相場に向けて=年末・年始意識しレジャー・ゲーム関連株が優... 12/20 17:30
-
「ドローン」が25位にランクイン、テラドローン上場などで改めて関心... 12/20 12:21
-
「2024年のIPO」が12位、きょうキオクシア上場<注目テーマ> 12/18 12:20
-
東京株式(大引け)=111円安と6日続落、方向感に欠け値を消す展開に 12/20 16:06
新着ニュース
新着ニュース一覧-
今日 22:30
-
今日 21:30
-
今日 20:30
-
今日 20:30