くろ工、上期経常は一転黒字浮上で上振れ着地

配信元:株探
投稿:2021/07/15 15:00
 くろがね工作所 <7997> [東証2] が7月15日大引け後(15:00)に決算を発表。21年11月期第2四半期累計(20年12月-21年5月)の連結経常損益は2800万円の黒字(前年同期は9600万円の赤字)に浮上し、従来の2000万円の赤字予想から一転黒字で着地。
 通期計画の4500万円に対する進捗率は62.2%となった。

 会社側が発表した上期実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した6-11月期(下期)の連結経常損益は1700万円の黒字(前年同期は1億5600万円の赤字)に浮上する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である3-5月期(2Q)の連結経常損益は8400万円の黒字(前年同期は300万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-0.1%→2.4%に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  原価面においては、建築付帯設備他部門・クリーン機器他設備機器部門ともに新型コロナウイルス感染拡大の影響による着工案件の中止、延期及び完工案件の遅れによる工場における工場稼働率の低下等の影響による製造原価の増加を想定しておりましたが、工場における製造原価の低減への取り組みの効果により一定の歯止めがかけられたこと、また営業部門における仕入コストの削減等により原価率の上昇が予想に比較して抑制されたこと、および経費面においては、配送効率の改善による運送費の削減等が進んだこと等により、営業利益が増加致しました。また経常利益、四半期純利益につきましては、営業利益が増加したことに伴い増加したものであります。 なお、通期予想につきましては、再度、首都圏において緊急事態宣言が発出されたことに対する影響等が現時点では予測出来ないこともあり、2021年5月31日に公表いたしました業績予想からの変更はありませんが、修正が必要と判断した場合には速やかに公表致します。(注)上記記載の業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断したものであり、実際の業績等は様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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