NY株式市場(14日)シティグループ決算はアナリスト予想を上回るー米国10年債利回りが再び1.3%台半ばまで低下
14日のニューヨーク株式市場でダウ平均は強含みで取引が始まりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、日本時間15日午前1時から始まるパウエル FRB議長の議会証言に注目が集まっている。今回も、前回6月に行われた議会証言の内容を概ね踏襲するものと見られているものの、質疑応答を通じたパウエル議長の発言内容を精査することになろう。
すでにパウエルFRB議長の議会証言の内容に関するテキストは報じられており、早期のテーパリング開始を印象付ける内容ではなかったことから、米国10年債利回りが再び1.3%台半ばまで低下しているほか、本格化している主力企業の決算発表では、取引開始前に発表されたシティグループの4-6月期決算がアナリスト予想を上回ったことも投資家心理を下支えしそうだ。
ただ、ダウ平均は朝方の売買をこなした後、パウエルFRB議長の議会証言を見極めたとの姿勢から積極的にポジションを傾けにくくなりそうなほか、前日の消費者物価指数に続いて取引開始前に発表された6月の生産者物価指数や卸売物価指数は市場予想を上回ったことから、インフレ懸念は根強い相場環境が継続しそうな1日となる。
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