■メディネット<2370>の事業活動の進捗と今後の取り組み
3. 次期中期経営計画について
2021年9月期を最終年度とする「2018~2021年度中期経営計画(ACCEPT2021戦略)」では、細胞加工業の事業構造改革に取り組み、品川CPFでの効率的な製造体制を確立した。2019年9月期には営業利益89百万円の黒字化を達成し、2020年9月期はコロナ禍の影響で損失を計上したもののわずかにとどめ、大きな成果を上げている。
現在、次期中期経営計画(ポスト「ACCEPT2021戦略」)は経営陣と戦略スタッフが検討中で、まとまれば対外発表する予定である。また東京証券取引所の市場再編(市場区分の見直し)に伴い、マザーズ取引市場に属する同社も、「事業計画と成長可能性」(適時開示)を2022年春までに提出することになっている。これは、新中期経営計画が“実現性のある戦略を確実に実行・効果を上げる”マネジメントシステムとして機能しているか評価されるものである。
4. 大手製薬メーカーで経験豊富なエグゼクティブ人材登用によるマネジメント力強化
この度、経営力強化の一環として久布白兼直(くぶしろかねなお)氏を迎え入れ、2021年4月付で取締役副社長に就任した。久布白氏は、田辺三菱製薬(株)で天津田辺製薬有限公司の総経理等を歴任しており、グローバル医薬品での幅広い知見とネットワークを持つ。同社においては事業推進のリーダーとして期待されている。また、同社の弱点であった開発パイプライン管理や各開発案件の管理(進捗、資源配分、リスク対策等)なども大手製薬メーカーでのマネジメントノウハウや経験を生かし、マネジメント全般を統括することになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
<EY>
3. 次期中期経営計画について
2021年9月期を最終年度とする「2018~2021年度中期経営計画(ACCEPT2021戦略)」では、細胞加工業の事業構造改革に取り組み、品川CPFでの効率的な製造体制を確立した。2019年9月期には営業利益89百万円の黒字化を達成し、2020年9月期はコロナ禍の影響で損失を計上したもののわずかにとどめ、大きな成果を上げている。
現在、次期中期経営計画(ポスト「ACCEPT2021戦略」)は経営陣と戦略スタッフが検討中で、まとまれば対外発表する予定である。また東京証券取引所の市場再編(市場区分の見直し)に伴い、マザーズ取引市場に属する同社も、「事業計画と成長可能性」(適時開示)を2022年春までに提出することになっている。これは、新中期経営計画が“実現性のある戦略を確実に実行・効果を上げる”マネジメントシステムとして機能しているか評価されるものである。
4. 大手製薬メーカーで経験豊富なエグゼクティブ人材登用によるマネジメント力強化
この度、経営力強化の一環として久布白兼直(くぶしろかねなお)氏を迎え入れ、2021年4月付で取締役副社長に就任した。久布白氏は、田辺三菱製薬(株)で天津田辺製薬有限公司の総経理等を歴任しており、グローバル医薬品での幅広い知見とネットワークを持つ。同社においては事業推進のリーダーとして期待されている。また、同社の弱点であった開発パイプライン管理や各開発案件の管理(進捗、資源配分、リスク対策等)なども大手製薬メーカーでのマネジメントノウハウや経験を生かし、マネジメント全般を統括することになる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水啓司)
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