<動意株・5日>(前引け)=日本電解、ミタチ産業、TSIHD

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/05 11:39
<動意株・5日>(前引け)=日本電解、ミタチ産業、TSIHD  日本電解<5759.T>=物色人気が加速で一時ストップ高。IPOラッシュとなった6月だが、公募価格割れとなる銘柄が相次ぐなど、ひと頃のIPO人気は鳴りを潜めた。それだけに成長性の期待される銘柄に投資資金が集中する傾向が強い。そのなか6月25日に東証マザーズ市場に新規上場した同社株は初値形成こそ公開価格と同値の1900円だったが、その後は大口の買い注文が殺到し一気に株価水準を切り上げている。世界的な脱炭素社会への取り組みが本格化するなか、自動車産業も電気自動車(EV)など電動車シフトが加速しており、それに連動する形で基幹部品であるリチウムイオン電池の市場拡大が顕著となっている。電解銅箔の製造販売を手掛ける同社はEV用リチウムイオン電池向け需要を取り込むとの期待があり、上値を見込んだ短期筋の攻勢が際立つ状況にある。

 ミタチ産業<3321.T>=大幅続伸で新値追い。同社は2日取引終了後に、22年5月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比13.6%増の10億5000万円としていることや、年間配当計画を前期比5円増配の25円としていることが好感されているようだ。売上高は同9.2%増の370億円を見込む。自動車の電動化の進展や民生分野及び産業機器分野でのIoTの拡大、それらに向けたソリューションサービスの拡大などが追い風になるとみている。なお、21年5月期通期の連結決算は、売上高が前の期比0.1%増の338億8000万円、営業利益が同21.8%増の9億2400万円で着地した。

 TSIホールディングス<3608.T>=急動意。300円台前半のもみ合いを一気に上放れてきた。女性層向けのアパレル大手でコロナ禍の影響を受けるなかも、業務効率化などの合理化努力やオンライン販売・接客などに力を入れたことが奏功し、足もとの業績は会社側の想定を大幅に上回って推移している。同社が前週末2日取引終了後に発表した21年3~5月期決算は売上高が前年同期比58%増の342億1500万円と急増、営業損益は22億7300万円の黒字(前年同期実績は64億4500万円の赤字)と赤字から脱却した。営業損益については通期計画で11億円の黒字を見込んでいたが、既にこれを超過している。業績の改善が急速に進んでいることを好感する買いを引き寄せている。

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出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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