<動意株・9日>(大引け)=ケミファ、エアトリ、太洋工業など
日本ケミファ<4539.T>=後場ストップ高。年初来高値を更新した。同社はきょう、研究開発中(非臨床段階)の新規抗うつ・抗不安薬候補化合物「NC-2800」について、大日本住友製薬<4506.T>と共同研究開発契約及びオプション契約を締結したと発表しており、物色の矛先が向かった。同剤は、18年1月に日本医療研究開発機構(AMED)の医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)に採択された研究開発課題「オピオイド[デルタ]受容体活性化を機序とする画期的情動調節薬の開発」の対象化合物で、AMED支援のもとケミファが代表機関として研究開発を進めている。今回の契約締結により、大日本住友はこのCiCLEの研究開発課題に分担機関として参画し、今後は両社共同で研究開発を進めるという。また、大日本住友はケミファと、同剤の開発が後期第2相試験に移行する時点で、全世界をテリトリーとした同剤の開発・販売権などに関するライセンス契約を締結できる独占的オプション契約を結んでいる。
エアトリ<6191.T>=大幅高で3日続伸。8日の取引終了後、運営する総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の国内ツアー及び子会社エヌズ・エンタープライズが運営する「ニーズツアー」が、ホテルや飲食店などを展開するSTARSHIP(大阪市西区)と包括契約を締結したと発表しており、これが好感されている。今回の提携は、宿泊費用を抑え、旅行先現地でグルメや観光を充分に堪能したい人向けに、「とにかく安く行ける旅」を提供するのが狙い。なお、業績へ与える影響は軽微としている。
太洋工業<6663.T>=ストップ高。同社は8日、パッケージ基板の欠陥検出機能を強化した外観検査装置を開発したと発表しており、これが材料視されているようだ。同社はこのほど、装置精度をこれまでより高くし、ハードウェアとソフトウェア両面からの補正機能を進化させることによって非常に安定した撮像を可能として欠陥の見逃しを軽減、結果として欠陥検出機能を大幅に強化することに成功。開発した外観検査装置と、既に市場展開している人工知能(AI)システム「TY-VISION XAIS」と組み合わせることで、更に欠陥検出の向上と過検出を含む虚報削減が可能になるとしている。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387.T>=続急伸。一時65円高の984円まで駆け上がり3月22日につけた年初来高値930円を大幅更新した。アフターコロナ関連として脚光を浴びており、株式分割考慮で20年2月以来約1年4カ月ぶりの4ケタ大台回復を目前に捉えている。20年2月といえば、新型コロナウイルスの感染拡大が国内でも懸念され始めたタイミングで、同社株は同月末に株式分割を行ったが、折り悪く株価は急落に見舞われた経緯がある。ただ、800円台後半から上の水準は真空地帯の下げで滞留出来高も少なく戻り売り圧力が限定的となっている。ポイントとなるのは信用取組で、直近データでは買い残53万株に対し、売り残が225万6000株と高水準に積み上がっており、信用倍率は0.24倍。日証金でも貸株が融資を大幅に上回る売り長状態にあり、踏み上げ相場の色彩を強める可能性がある。
ツナググループ・ホールディングス<6551.T>=大幅高で新波動入り。今月3日につけた直近高値361円を上回り、新波動入りを明示している。アルバイトやパートに特化した採用代行業務を展開しており、アフターコロナを見込んだ業績回復期待が買いの根拠となっているもよう。自動応募受付システムなどデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスへの取り組みでも注目を集めている。テクニカル面では日足一目均衡表の雲抜けを果たしており、短期資金の追随買いを誘発している。
クミアイ化学工業<4996.T>=大幅高で3日続伸。8日の取引終了後、21年10月期の連結業績予想について、売上高を1130億円から1134億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を73億円から83億円(同0.2%増)へ、純利益を62億円から74億円(同11.8%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益としたことが好感されている。国内で上市した新規殺菌剤「ディザルタ剤」をはじめとする水稲分野の出荷が好調に推移していることに加えて、化成品の一部が回復基調にあることなどが要因としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
エアトリ<6191.T>=大幅高で3日続伸。8日の取引終了後、運営する総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の国内ツアー及び子会社エヌズ・エンタープライズが運営する「ニーズツアー」が、ホテルや飲食店などを展開するSTARSHIP(大阪市西区)と包括契約を締結したと発表しており、これが好感されている。今回の提携は、宿泊費用を抑え、旅行先現地でグルメや観光を充分に堪能したい人向けに、「とにかく安く行ける旅」を提供するのが狙い。なお、業績へ与える影響は軽微としている。
太洋工業<6663.T>=ストップ高。同社は8日、パッケージ基板の欠陥検出機能を強化した外観検査装置を開発したと発表しており、これが材料視されているようだ。同社はこのほど、装置精度をこれまでより高くし、ハードウェアとソフトウェア両面からの補正機能を進化させることによって非常に安定した撮像を可能として欠陥の見逃しを軽減、結果として欠陥検出機能を大幅に強化することに成功。開発した外観検査装置と、既に市場展開している人工知能(AI)システム「TY-VISION XAIS」と組み合わせることで、更に欠陥検出の向上と過検出を含む虚報削減が可能になるとしている。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387.T>=続急伸。一時65円高の984円まで駆け上がり3月22日につけた年初来高値930円を大幅更新した。アフターコロナ関連として脚光を浴びており、株式分割考慮で20年2月以来約1年4カ月ぶりの4ケタ大台回復を目前に捉えている。20年2月といえば、新型コロナウイルスの感染拡大が国内でも懸念され始めたタイミングで、同社株は同月末に株式分割を行ったが、折り悪く株価は急落に見舞われた経緯がある。ただ、800円台後半から上の水準は真空地帯の下げで滞留出来高も少なく戻り売り圧力が限定的となっている。ポイントとなるのは信用取組で、直近データでは買い残53万株に対し、売り残が225万6000株と高水準に積み上がっており、信用倍率は0.24倍。日証金でも貸株が融資を大幅に上回る売り長状態にあり、踏み上げ相場の色彩を強める可能性がある。
ツナググループ・ホールディングス<6551.T>=大幅高で新波動入り。今月3日につけた直近高値361円を上回り、新波動入りを明示している。アルバイトやパートに特化した採用代行業務を展開しており、アフターコロナを見込んだ業績回復期待が買いの根拠となっているもよう。自動応募受付システムなどデジタルトランスフォーメーション(DX)サービスへの取り組みでも注目を集めている。テクニカル面では日足一目均衡表の雲抜けを果たしており、短期資金の追随買いを誘発している。
クミアイ化学工業<4996.T>=大幅高で3日続伸。8日の取引終了後、21年10月期の連結業績予想について、売上高を1130億円から1134億円(前期比5.7%増)へ、営業利益を73億円から83億円(同0.2%増)へ、純利益を62億円から74億円(同11.8%増)へ上方修正し、減益予想から一転して営業増益としたことが好感されている。国内で上市した新規殺菌剤「ディザルタ剤」をはじめとする水稲分野の出荷が好調に推移していることに加えて、化成品の一部が回復基調にあることなどが要因としている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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