新興市場銘柄ダイジェスト:山王は大幅反発、サイバーセキュリがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/05/31 17:02
<3441> 山王 1410 +155
大幅反発。政府が6月にまとめる成長戦略の原案について「2030年までに燃料電池車の燃料を補給する水素ステーションを1000基整備する目標を新たに掲げる」と一部メディアが伝えている。報道によると「現在の6倍に増やし、30年代半ばまでに乗用車の新車販売が全て電動車に切り替わるよう促す」という。山王は水素透過膜の特許取得による権利化を行っており、関連銘柄の一角として材料視されているようだ。

<3760> ケイブ 1040 -82
大幅続落。第三者割当で新株予約権計9000個(潜在株式数計90万株)を発行すると発表している。調達資金の約15.5億円は新規ゲームの開発費用や運用タイトル「ゴシックは魔法乙女」の改修費用、海外新規事業(非ゲーム事業を予定)の展開などに充てる。発行済株式総数527万7900株(2月28日現在)に対する潜在株式数の割合は17.05%に達するため、将来的な株式価値の希薄化を懸念した売りが優勢となっている。

<3803> イメージ情 561 +6
大幅反発。24年3月期の営業利益目標を1.20億円(21年3月期実績は0.13億円)とする中期経営計画を発表している。BPO・サービス分野や医療モール運営など収益が悪化している事業についてサービス強化や他社との協業で収益改善を目指す。また、人材の確保や商品開発などで継続的に投資を行うほか、ITソリューション分野での他社との提携関係を強化する方針。加えて事業推進管理を強化し、営業黒字の継続、拡大を図るようだ。

<6034> MRT 1541 +48
大幅に7日続伸。大阪府の新型コロナウイルス陽性患者の自宅療養者に対し、夜間・休日の相談・往診対応を行う「自宅療養者緊急相談センター」を受託し、大阪市など府内6自治体の対応を順次開始したと発表している。また、医師のネットワークにつながるスマートフォンアプリ「Door.」に往診機能を統合し、オンラインでの医師への健康相談やオンライン診療、往診までの一気通貫モデルを確立したとしている。

<4493> サイバーセキュリ 3400 +502
ストップ高。米国でWAF(Webサイトのアプリケーションに特化したファイアウォール)の自動運用サービス「WafCharm AWS版」β版の提供を6月1日から開始すると発表している。WafCharmはパブリッククラウドで提供されているWAFをAIとビッグデータで自動運用できるサービス。米国のサイバーセキュリティ市場は20年時点で約6.7兆円に上っており、日本よりも巨大なマーケットが存在するという。

<3042> セキュアヴェ 345 +29
大幅に続伸。24年3月期の営業利益目標を1.35億円(21年3月期の実績は0.33億円)とする中期経営計画を発表している。営業利益率の目標は10.0%(同2.8%)。情報システム事業で既存パートナーとの連携強化や新規パートナーの獲得に取り組む。人材派遣事業では積極的に採用・教育活動を行い、情報セキュリティ対策と情報セキュリティエンジニア派遣を一体化したハイブリッドサービスの提供を提案していく。 <ST>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄 株価 前日比
282.0
(15:30)
-3.0
(-1.05%)
3441
705.0
(15:30)
+4.0
(+0.57%)
3760
1,023.0
(15:30)
-16.0
(-1.53%)
488.0
(15:30)
+12.0
(+2.52%)
1,871.0
(15:30)
-34.0
(-1.78%)
6034
700.0
(15:30)
+2.0
(+0.28%)