ミュチュアル、前期経常を一転4％増益に上方修正・4期ぶり最高益更新へ

　ミューチュアル <2773> [ＪＱ] が5月14日大引け後(15:30)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の8億円→12.9億円(前の期は12.5億円)に62.0％上方修正し、一転して3.7％増益を見込み、一気に4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.6億円→6.6億円(前年同期は7.8億円)に4.0倍増額し、減益率が78.7％減→15.5％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　個別業績予想につきましては、期末に計画していた大口案件の納品・検収が概ね予定通り完了したことに加え、翌期以降に計画していた一部大口案件が前倒しで計上できたことで、売上高は計画比6.9％増の9,511百万円となる見込みであります。損益面につきましては、上記増収効果に加え売上高総利益率が原価低減努力により計画比1.6ポイント改善、また、展示会の中止や訪問営業の自粛等コロナ禍の影響により、販売費及び一般管理費が減少したことで、経常利益は計画比76.1％増の1,118百万円、当期純利益は計画比108.1％増の845百万円となる見込みであります。　連結業績予想につきましては、連結子会社の業績は概ね計画通りに推移しましたが、上記個別業績予想修正の影響により、前回公表数値をすべて上回る見込みであります。（ご注意）上記業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。