NY株式市場(13日)新規失業保険申請件数は予想を下回るー10年債利回りは一時1.7%を超える
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均は下げ止まりを確認する展開となりそうだ。
ニューヨーク株式市場では、サイバー攻撃で停止していた石油パイプラインが12日に操業を再開したことから、過度なインフレ懸念が後退しよう。操業を再開した石油パイプラインが全面復旧するには、あと2週間ほど掛かるという。
ダウ平均は、前日までの3日続落で1200ドル近く下落した反動から買い戻しが先行して取引が始まりそう。
取引開始前に発表された週間ベースの新規失業保険申請件数は47.3万件と市場予想(49.0万件)を下回ったことから、雇用情勢の回復期待を繋いだことも好感されそうだ。
ただ、米国10年債利回りはインフレ圧力の高まりで一時1.7%を超える水準まで上昇する場面が見られたことから、長期金利の落ち着きを見極めることも求められそうな一日となる。
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