前引け：旧正月で外国人投資家不在、盛り上がりに欠ける相場展開

　前引けの日経平均株価は40.73円安の10051.46円、ＴＯＰＩＸは6.47ポイント安の885.69ポイントで終了。東証一部の値上がり銘柄数は577、値下がり銘柄数は915、出来高は概算で8億5044万株、売買代金は概算で4396億円でした。

　週明けの東京株式市場は方向感の掴み難い相場展開、朝方は高く始まったものの、前引けひかけてマイナスに転じています。

　今週は旧正月で中国、ホーミチン市場は1週間の休場、15日はソウル、香港、シンガポール、ニューヨークはプレジデンツデーで休場となっており、外国人投資家の買いが見込めないため盛り上がりに欠ける相場展開が予想されています。

　345億円のファイナンスを発表した川崎汽船<9107.T> は目先の悪材料出尽くしと受け止められて株価が上昇、関東電化<4047.T>は、修正率5割に「ポジティブ・サプライズ」となり急伸、アビリット<6423.T>は「継続疑義」注記も黒字転換見通し評価し急伸、目先筋が飛び乗り一時は前週末比２７．６％も上昇する場面があった。

　インテリジェントウェイブ<4847.Q>は大日本印刷<7912.T>がTOBすることで連日のストップ高買い気配、TOB価格にサヤ寄せの動き、東亜道路<1882>が急伸。前週末１２日に２０１０年３月期の営業利益予想を従来の30億円から40億円に増額修正で「ポジティブ・サプライズ」、新生銀行<8303.T> 、あおぞら銀行<8304.T>の「統合破談」報道に株価軟調となりました。

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