森永乳の２１年３月期業績は計画上振れ

　森永乳業<2264.T>が２８日の取引終了後、集計中の２１年３月期連結業績について、売上高が５８００億円から５８３５億円（前の期比１．３％減）へ、営業利益が２６０億円から２８８億円（同１３．６％増）へ、純利益が１４８億円から１８７億円（同０．２％増）へ上振れ、減益予想から一転して営業増益で着地したようだと発表した。

　機能性素材やヨーグルトをはじめとする家庭内需要が堅調に推移したことに加えて、利益率の高い事業や商品の拡大によるプロダクトミックスが改善したことが要因としている。また、海外事業の伸長やコロナ禍におけるグループ全体でのコストの見直しのほか、固定資産の譲渡に伴う特別利益の計上も寄与した。併せて、６０円を予定していた期末一括配当を７０円（前の期６０円）にすると発表した。

出所：MINKABU PRESS