ASTI、前期経常を一転37%増益に上方修正、未定だった配当は20円増配

配信元:株探
投稿:2021/04/28 16:00
 ASTI <6899> [東証2] が4月28日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→13.8億円(前の期は10億円)に53.3%上方修正し、一転して37.3%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.7億円→16.5億円(前年同期は3.3億円)に40.9%増額し、増益率が3.5倍→5.0倍に拡大する計算になる。

 業績好調に伴い、従来未定としていた期末一括配当は70円(前の期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  今期の業績見通しにつきましては、当社の納入先企業の生産が増加したことによる販売増加に加え、海外拠点における為替差益の発生により、売上・利益ともに前回予想数値を上回る見通しとなりました。また、業績の回復により繰延税金資産の回収可能性が見込まれることとなったため、繰延税金資産を計上することにより、親会社株主に帰属する当期純利益におきましても前回予想を上回る見通しとなりましたので業績予想を修正いたします。1)営業外収益(為替差益)の計上 2021年3月期第3四半期累計計間(2020年4月1日~2020年12月31日)において為替差損10百万円を計上しておりましたが、為替相場の変動により2021年3月期第4四半期連結会計期間において250百万円の為替差益が発生し、2021年3月期連結会計年度(2020年4月1日~2021年3月31日)において営業外収益に為替差益240百万円を計上する見込みであります。2)繰延税金資産の計上 2021年3月期および今後の動向等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、2021年3月期において繰延税金資産を計上することといたしました。これにより、2021年3月期において、法人税等調整額(△利益)に△360百万円を計上する見込みであります。

  上記の2021年3月期連結業績により、未定としておりました期末配当予想につきましては、1株当たり70円に修正させていただきます。
配信元: 株探

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