ナック、前期経常を一転26%増益に上方修正

配信元:株探
投稿:2021/04/28 16:00
 ナック <9788> が4月28日大引け後(16:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の19億円→26.5億円(前の期は20.9億円)に39.5%上方修正し、一転して26.3%増益見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の12億円→19.5億円(前年同期は23.7億円)に62.3%増額し、減益率が49.3%減→17.8%減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 (1)連結業績について 営業利益は前回発表から750百万円、37.5%増加の2,750百万円となる予定です。当期はコロナ禍において、レンタル事業の害虫駆除事業の主要顧客である飲食店業界の休業・時短要請、美容・健康事業の主力商品であるメーキャップを中心とした化粧品需要の落ち込み、住宅事業の住宅総合展示場の営業自粛などにより、売上高が減少いたしました。  一方で、クリクラ事業における自社製次亜塩素酸水溶液ZiACO(ジアコ)ならびにレンタル事業(ダスキン事業)におけるプラズマクラスター空気清浄機などの感染症対策関連商品の販売が好調であったこと、クリクラ事業において、在宅時間の増加によるサーバー1台あたりのボトル消費量の増加や2020年1月配送分からのボトル価格改定により顧客単価が向上したこと、建築コンサルティング事業において、前期に買収したエースホーム株式会社との共同開発商品の販売が好調であったこと、住宅事業において前期から継続して取り組んでいる経営資源の効率化が奏功したことにより売上高の減少を補い、営業利益増加に寄与しました。これにより経常利益は前回発表から750百万円、39.4%増加の2,650百万円、親会社株主に帰属する当期純利益も前回発表から450百万円、33.3%増加の1,800百万円となる予定です。(2)個別業績について 経常利益は前回発表から700百万円、40.0%増加の2,450百万円となる予定です。これは、連結業績で記載のとおりクリクラ事業および建築コンサルティング事業での売上増などによります。 当期純利益は前回発表から600百万円、46.2%減少の700百万円となる予定です。これは、経常利益の増加があった一方で、連結子会社への貸付金に係る貸倒引当金など、以下の特別損失570百万円を計上したことによります。・連結子会社への貸付金に対する貸倒引当金       490百万円・その他連結子会社に係る特別損失               80百万円 なお、個別業績における上記特別損失の計上は、連結決算上相殺消去されるため、連結業績に与える影響はございません。
配信元: 株探

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