テセック、今期経常を赤字縮小に上方修正、未定だった配当は10円実施

配信元:株探
投稿:2021/03/15 15:30
 テセック <6337> [JQ] が3月15日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の7億4000万円の赤字→3億6000万円の赤字(前期は3800万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億9200万円の赤字→8800万円の黒字(前年同期は6900万円の赤字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 同時に、従来未定としていた期末一括配当は10円(前期は20円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  米中貿易摩擦および新型コロナウイルス感染症の影響による先行き不透明感を背景に、受注、売上の低迷が続いておりましたが、下期に入り半導体需要が急加速したことを受け、受注の回復が鮮明となりました。このようななか、戦略保有在庫を活用し短納期対応を進めた結果、ハンドラの大手半導体メーカー向け出荷が当期売上に寄与することから、2021年3月期の通期の連結業績につきましては、売上、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも予想値を上回る見通しとなりましたので、2020年10月27日に公表しました通期の業績予想を上記のとおり修正いたします。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要課題の一つとして認識しており、配当につきましては業績推移等を総合的に勘案しつつ、安定的な配当の継続を基本方針としております。2021年3月期の配当予想につきましては、新型コロナウイルス感染症の収束時期が不透明であることから、受注動向、財務状況等を勘案の上、総合的に判断するため未定としておりましたが、上記「1.2021年3月期通期連結業績予想数値の修正」に記載のとおり、2期連続の営業赤字が見込まれる一方、第4四半期以降も一定の受注水準を維持していることから、1株当たり期末配当予想を10円といたします。※本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
配信元: 株探

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