新興市場銘柄ダイジェスト:ダブルエーは急伸、ニッパンRがストップ高

配信元:フィスコ
投稿:2021/03/12 15:37
<8186> 大塚家具 228 -14
急反落。21年4月期第3四半期累計(20年5月-21年1月)の営業損益は18.18億円の赤字と発表、前年同期比で11.00億円の損益改善となっている。ヤマダホールディングス<9831>との連携で家具や家電販売が増加したほか、店舗網再編による賃借料の低減などが奏功した。ただ、通期予想は26.00億円の赤字で据え置いており、直近の株価上昇もあって、材料出尽くし感から売り優勢となっている。

<7095> MacbeeP 4950 -260
大幅反発。21年4月期営業利益を従来予想の4.00億円から6.20億円(前期実績3.74億円)に上方修正している。美容業界(EC)や金融業界に対する売り上げが堅調に推移していることが背景。また、マーケティング・コンサルティング及びデータ分析・解析を手掛ける子会社「Smash」(東京都渋谷区)を設立し、連結決算に移行する。Macbee Planetの持ち分比率は90%。これを好感して朝方は上昇スタートとなったがその後は出尽くし感から利食い売りに押される展開となっている。

<7683> ダブルエー 3255 +371
急伸。21年1月期の営業利益を従来予想の2.00億円から3.00億円(前期実績13.64億円)に上方修正している。緊急事態宣言が響き、売上高予想は133.98億円から130.81億円に引き下げるものの、コロナ禍に対応して客単価を重視する販売戦略に切り替えたことなどが奏功し、高水準の利益率を維持できる見込みとなったことが背景。EC事業が好調に推移していることも利益の押し上げに寄与したもよう。

<4599> ステムリム 760 +34
急伸。同社の再生誘導医薬開発品レダセムチドから創製したペプチド医薬の肝硬変モデルに対する良好な治療効果を示す非臨床試験結果が日本再生医療学会総会で発表されたと開示している。肝硬変モデルマウスの肝組織で顕著な抗炎症効果と線維化改善効果、肝機能の改善効果が報告されたという。なお、21年7月期上半期(20年8月-21年1月)の営業損益は7.77億円の赤字(前年同期実績は4.65億円の赤字)で着地した。

<7092> FFJ 4695 +265
大幅に反発。3月31日を基準日として1株につき1.3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、流動性の向上と投資家層の拡大を図る目的。株式分割に伴い、定款を一部変更して発行可能株式総数を2000万株から2600万株に引き上げる。同社株は5日に直近安値(4135円)まで下落した後も安値圏で推移しており、値頃感があるとの見方も買いにつながっているようだ。

<2901> 石垣食品 139 +21
一時ストップ高。アグリテック・フードテック事業を展開するベジタリア(東京都渋谷区)と資本業務提携したと発表している。ベジタリアが発行する新株予約権付社債1億円を引き受ける。ベジタリアから市場への訴求効果が高い原料の供給を受けるほか、高付加価値商品の共同開発などで協力する。また、第三者割当で新株436万9000株を発行する。調達資金の約4.2億円はベジタリアの社債引き受けや運転資金などに充てる。

<4669> ニッパンR 1068 +150
ストップ高。石塚春彦社長が代表取締役を務める赤城(前橋市)を通じ、マネジメント・バイアウト(MBO)を実施すると発表している。買付価格は1株につき1050円(11日終値は918円)、買付期間は12日から4月22日まで。ニッパンレンタルは公開買い付けへの応募を推奨しており、同社株は上場廃止となる予定。非公開化で事業構造の抜本的な改革を実施できる経営体制を構築する狙い。 <ST>
配信元: フィスコ

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