エスティック、今期経常を33％上方修正、配当も15円増額

　エスティック <6161> [東証２] が3月4日大引け後(17:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の7.6億円→10.1億円(前期は17.5億円)に33.0％上方修正し、減益率が56.4％減→42.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.1億円→5.7億円(前年同期は5.8億円)に79.0％増額し、減益率が45.7％減→2.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の42円→57円(前期は97円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　日本国内においては新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、再度の緊急事態宣言発出により客先設備投資計画の動向が把握しづらい状況が続いておりますが、米国、中国市場における売上は当初予想を上回るなど足元の状況は徐々に回復の兆しも見え始めております。　今後の新型コロナウイルス感染症の状況においては依然として予断を許さない状況下ではありますが、第３四半期までの実績や上記の状況を踏まえ2021年３月期の通期連結業績予想を修正いたしました。

　　当社の配当についての考え方は、財務体質の強化・充実を図り、将来の事業展開に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としております。　今回通期連結業績予想を修正したことを受け、上記の観点から株主の皆様に安定した配当を実施すべく、期末配当予想を１株当たり42円00銭とした年間配当予想を１株当たり57円00銭に修正させて頂きます。（注）上記の予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。