三桜工が続伸で4ケタ大台復帰、全般波乱相場も来期業績期待と全固体電池で思惑◇
三櫻工業<6584.T>が全体波乱相場のなかで強さを発揮、続伸で4ケタ大台に復帰してきた。自動車配管部品などを手掛けるが、コロナ禍にあっても自動車販売は米国・中国などを中心に好調で同社の収益環境は順風に変わっている。21年3月期業績は従来予想を大幅増額、営業利益段階で7億円から31億円(前期比43%減)に修正しているが、22年3月期は回復色が一気に強まる公算が大きいとみられている。またきょうは、日立造船<7004.T>が前日に都内で開催された展示会で世界最大級の容量を持つ全固体電池開発に成功したことを明らかにしたと伝わり、一時ストップ高に買われる人気となった。三桜工も同社が出資する米ソリッドパワーが全固体電池を開発・出荷していることで、全固体電池関連の一角として改めて注目が集まったことも株価を刺激しているもようだ。
(注)タイトル末尾の「◇」は本文中に複数の銘柄を含む記事を表しています。
出所:MINKABU PRESS
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