◆ 「利回り低下」は軽微 - “107円”を回復…
「踊り場」を経て、ようやく到達…。
前日の「ブレイナードFRB理事けん制発言(米国債利回り急伸が目についた)」に伴う調整(利回り低下)は軽微に留まったこともあり、“金利選好後退→ドル売り”はさほど強まることはありませんでした。
一方で「米金利先高観緩和→株高」への思惑は根強く、“アジア株高(日経平均は71円安でしたが)→欧州株高”へと伝搬していきました。
このため“ドル買い”が次第に優勢となり、NYタイム入り直前には“107円台”へと到達しています。
◆ 「達成感」との睨み合いだが、「踊り場」を形成したばかり…?
昨日発表された「米経済指標」は“芳しいとはいえない(ADP雇用統計は予想を下回る+11.7万人/ISM非製造業PMIは前月比-3.4の55.3)”ものだっただけに、“上値の重さ”は相変わらずです。
しかし「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」は“米景況楽観論”を支えるには十分な材料であり、“下値の堅さ”がより目立っています。
「金融当局の立ち位置の違い」を考えれば、“金利選好→ドル買い”もダブル(対円・対ユーロ共に)入ってもおかしくない状況でもあります。
引き続き「米国債利回り動向」「株価動向」を睨みつつ、本日は「達成感(上値到達感)」にも目を配る必要がありますが、「踊り場」を形成した上での到達です。
“もう一段の上値追い”は十分可能と見ながら、対峙したいところです。
次なる目標(上値メド)となるのは、“100週移動平均線”と重なる“20/7/22高値(107.285円)”を経て、“20/7/20高値(107.526円)”辺りか…?
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:107.713(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:107.526(20/7/20高値)
上値3:107.365(20/7/21高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:107.285(20/7/22-23高値、100週移動平均線、+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:107.151(3/3高値)
前営業日終値:107.012(大台)
下値1:106.900(週足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:106.786(月足・一目均衡表基準線、20月移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:106.660(3/3安値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
下値4:106.481(+1σ、ピボット2ndサポート)
下値5:106.364(3/1安値、月足・一目均衡表転換線)
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