◆ “膠着”変わらず…
期待した“ポジション調整”が見られなかったものの、想定通り“積極的なポジション形成”は手控えられました。
このため“明白な方向性”が定まることはなく、ドル円は“105円ライン”を挟んだもみ合いに終始しながら、先週末の取引を終えています。
◆ ただ“ドル売り”が一方的に進行する状況ではない…?
「株高の連鎖」に起因する“リスク選好→ドル売り”は、依然として続いています。
しかし注目の「米10年債利回り」は“1.20%乗せ”を達成するなど、“金利選好→ドル買い”も発生しています。
これにコロナワクチン接種に絡む「日米経済成長力格差」も根強いことを考えれば、少なくと“ドル売り”が一方的に進行する状況ではない…?
◆ “流動性低下”は懸念だが…?
「中国・香港が春節休暇中」という状況下、本日は「米国も休場(プレジデントデー)」となります。
このため“流動性低下”は避けられないと見るのが自然です。
オーダー状況は「ドル買いオーダー」が“104.80-70円”に、「ドル売りオーダー」が“105.20-30円”へ、それぞれ切り上がったと聞き及びますが、それでも方向性を左右する「米10年国債利回り」が本日は動きません。
「流動性低下→些細な要因で急変動」という可能性はゼロではありませんが、引き続き「明白な方向性は定まらない」、特に本日は「同レンジ内での推移」と見ておくべきかもしれません。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:105.540(200日移動平均線)
上値4:105.445(2/5~2/10の76.4%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:105.262(2/9高値、2/5~2/10の61.8%戻し)
上値2:105.177(2/12高値、+1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:105.087(日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:104.935(大台)
下値1:104.793(2/5~2/12の50%押し)
下値2:104.715(2/12安値、週足・一目均衡表基準線、2/5~2/12の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:104.547(2/11安値、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:104.408(2/10安値、100日移動平均線)
下値5:104.318(20週移動平均線)
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