スルガ銀、今期経常を63%上方修正

配信元:株探
投稿:2021/02/12 15:00
 スルガ銀行 <8358> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比44.6%減の160億円に落ち込んだ。
 しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の80億円→130億円(前期は417億円)に62.5%上方修正し、減益率が80.8%減→68.9%減に縮小する見通しとなった。

 会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の24.6億円の赤字→25.4億円の黒字(前年同期は216億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比36.8%減の55.8億円に落ち込んだ。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  2021年3月期通期の個別業績予想については、前回発表予想と比較して貸出金利息が上回る見込みであることに加え、中期経営計画で掲げる構造改革を進めてきた結果、経費が下回る見込みであることなどから修正するものです。 また、2021年3月期通期の連結業績予想については、個別業績予想の修正に加え、前述の構造改革の一環で連結子会社の再編等を行い、債権売却を効率的に進めた結果、実質与信費用が前回発表予想を下回る見込みであることから修正するものです。※上記の業績予想等につきましては、現時点で当社が合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は予想値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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